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今月も経理・財務職の求人は堅調な伸びを示しています。特定の業界に偏ることなく、幅広い業界から新規の求人が発生しました。特にゴールデンウィーク後の5月中旬以降に、新規求人の増加が目立ちました。
ただし、求人数は増加傾向にあるものの、選考ハードルが下がっているわけではありません。採用企業の規模・業態などにマッチする人材を、よりピンポイントに求める傾向が強まっているようです。求職者の皆さんは、ご自身の経験に合った企業を選ぶことが、転職成功の近道と言えるでしょう。経理・財務職で転職をお考えの方は、スキルアップできる環境を求めて転職活動を行う傾向が強く現れています。しかし、企業側が求めるのは即戦力であり、求職者の要望とはギャップが生じています。このことが、転職活動の長期化や、苦戦を強いられる結果に繋がっています。
ここで、その実例をいくつかご紹介いたします。
<求職者の要望(スキルアップしたい)>
<企業側が求める経験(必須項目の実例)>
1、上場企業が求める要件
東証一部上場企業での経理実務経験、上場企業での財務経理の実務経験2年以上 等
2、連結企業が求める要件
連結決算業務経験(持分法のみは不可)等
3、企業規模の指定
100名規模以上の企業での実務経験、500名以上の事業会社における実務経験2年以上 等
※募集企業と同程度の企業規模での実務経験を有する方を求める傾向が強い
4、幅広い業務を手がけるポジションでの募集要件
決算(月次・四半期・半期・年次)実務経験、税務申告・決算短信・有価証券報告書などの開示資料作、成業務経験者
5、グローバルな企業が求める要件
グローバル関連企業の決算全体を見渡せる方、ビジネスレベル以上の英語力、J-GAAPによる連結会計
このように、求職者が「未経験分野を身につけてスキルアップをしたい」と望む一方で、募集企業側は同規模の企業で同スキル・同経験を必須項目とするケースが非常に多いのが実情です。
スキルアップを急いで経験の合わない企業にチャレンジするよりも、入社後にスキルを伸ばせる企業を選ぶことが、結果としてスキルアップの近道と言えます。そのうえで、ご自身の就業していた会社の規模(従業員数、資本金、売上高等)や事業内容、業務内容の詳細を職務経歴書に記載して、即戦力として活躍できることをアピールすることが大切です。