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営業関連求人は増加傾向が続き、先月同様に高水準といえます。前月はインターネット広告企業やWEBマーケティング企業からの求人が多く、営業系人材の転職マーケットを牽引する格好でしたが、今月は多岐に渡る業界・業種から新規求人が発生しました。欠員補充のための募集は少なく、業績好調を受けた計画的な増員であるケースが大多数となっています。
また、中途採用マーケットの回復に伴って、特に複数名の採用を考えている企業を中心に、応募条件を緩和する動きが見られます。例えば「インターネット広告営業3年以上」を必須としていた求人が「法人営業経験2年以上」に変更されるなど、業界や商材を限定せずに、優秀な人材を多く確保したい考えのようです。求職者にとっては、以前と比べると応募しやすい求人が増え、新たな業種・業態へチャレンジできる可能性が広がっています。
前月までは、ECサイトやSNSサイトといったカスタマー(ユーザー)向けサービスを展開している事業会社からの求人が好調でした。今月は、企業向けサービスを提供する企業からの新規営業職求人の増加が目立つようになりました。キーワードは「クラウド」「SaaS」です。自社CRMパッケージを持つ企業や、顧客引き合いが増えた外資系企業が、増員のための募集を開始するケースも少なくありません。
その他、ソーシャルゲームなどの注目分野への参入に向けた、新規事業立上げ要員としての営業職募集が目立つようになりました。
企業側の採用手法にも、少しずつ変化が見られるようになりました。5~10名程度の応募希望者(転職希望者)を集めて合同説明会を行い、同時に1次面接まで実施する企業が増え始めています。「優秀な人材を多く確保したいと考えたとき、従来の1対1の面接手法には限界がある」というのは、実際に合同説明会を実施している人事担当者の言葉。企業認知・応募への動機付けに加え、より多くの人材に直接会うことで、母集団を最大化させたい考えです。
このような「合同説明会」の増加は、同一ポジションでの複数名採用を行う企業が増えた証と言え、転職市場の回復を示すものとも言えるでしょう。