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景気の低迷を受けて転職市場全体の冷え込みが続いていていますが、とりわけデザイナー職においては求人数・採用ハードルの両面から苦しい状況と言えます。
転職希望者に対して求人数が少ないため、当然ながら競争率が上がっています。また、スキル(デザイン力)を重要視したうえで、さらにコミュニケーション能力も選考基準のひとつとして厳しく評価される傾向が強まっています。
書類選考の段階から「キャリアプランが明確であるか」「スキルを十分にアピールできているか」などを細かくチェックされますので、まずは提出書類や作品をしっかりと作りこむことが重要です。
PCサイトやモバイルサイトのデザインを手がけるWEB系デザイナー職では、先月よりも求人ニーズが下降しています。昨年末には、年明けにあわせた新サービス・リニューアルのための新規募集が発生しましたが、そうした人員の充足以降は、新たな求人ニーズがほとんど見込めない状況です。
また、「デザイナー」としての求人であっても、プロジェクトの進捗管理や人員管理などの経験を問うケースが増えています。
採用が好調なゲーム業界においても、デザイナー職での転職は容易ではありません。
FF13やラブプラスなど、話題を呼んだゲームタイトルは幾つもありましたが、それに合わせて大量採用!とはいかないようです。家庭用ゲーム業界自体の冷え込みもあり、新たな採用には慎重になっていることが原因と考えられます。また、ゲームデザイナーは特殊なグラフィックツールを使用することもあるため、応募の必須条件に「特定ツールを使用した実務経験」を指定する企業が少なくありません。
現時点ではかなりの冷え込みが見られるデザイナー職ですが、時期的な要因によって、わずかながらも復調が期待できるのではないかと考えています。
1月~3月にかけては、年明けに合わせた新サービスを開始したり、期末・期首を迎えることで組織変更を行う企業が増加します。これに伴って、採用計画の見直しが行われたり、応募条件が大きく変更される場合があり、新たな求人が発生する可能性があります。
急激な回復とまではいかないまでも、今後の3ヶ月間で大きな変化が訪れるのか、期待したいところです。