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IT業界の転職市場では、ここ数ヶ月連続で求人数が増加しています。徐々にではありますが、市場が回復してきた証と言えるでしょう。
しかし、デザイナー職においては、未だ厳しい状況を脱していません。年明けには新たな求人も見られましたが、数としては微増程度に留まり、大幅な求人数の増加には至りませんでした。
その要因の一つが、「現存社員でまかないたい」とする企業側の考えがあります。主に、デザイナー出身のディレクターがデザイナーも兼任することで、新たな採用を控える傾向にあるようです。
デザイナーとしてスキルを伸ばしながら転職を考えるなら、デザインだけでなくプラスαのスキルを身につけることが大切です。もちろん、ご自身のキャリアとして、特定分野の強みを持つことは重要です。しかし、業界は想像以上に広いものです。上級スペシャリストのスキルをお持ちでない限り、「上には上がいる」と考えた方が良いでしょう。特に、現在の市場を考えると、デザイン力だけでキャリア形成を図るのは険しい道のりと言えます。
そんな中、マルチに動けるスキルを身につけていれば、付加価値として高い評価を得られる場合があります。例えば、ディレクション業務の経験、外部との折衝経験、WEB以外でのメディア(グラフィック/DTP/動画など)での経験をお持ちの場合、プラス評価となるでしょう。
4月は新入社員が入ることもあり、WEB運営やサイト更新をメインとする求人はこれまで以上に影を潜めそうです。
この時期の注目は、インテグレーターからの新規デザイナー求人です。現在、営業職やプロデューサー職は活発な採用傾向にありますので、そうした営業やプロデューサーが獲得した新規案件に対し、デザイナー職を新規募集するというケースです。
また、モバイル業界からも目が放せません。モバイル業界では、前月に引き続きソーシャルアプリ関連での採用が盛んに行われています。デザイナー職での求人は未だ見られませんが、今後の可能性は秘めていると言えます。
デザイナー職の求人市場は厳しい状況が続いていますので、新規求人のチェックは欠かさないように心がけてください。