2月~3月のゲーム業界特集

”ゲーム業界”2月~3月の転職活発度
ややダウン
担当コンサルタント 横山法典(よこやまのりおき)
異業界からキャリアコンサルタントへと転身。前職から培われた幅広い見識と経験は、転職サポートにおいても発揮されている。現在は大手ゲームメーカーを筆頭に数多くのゲーム企業を担当し、業界に精通している。

業界全体の採用意欲は高い

ゲーム業界全体としては、依然として高い採用ニーズがあります。ただし、選考水準は徐々に上昇しています。このような傾向は、特にディレクターやプランナー職で顕著に表れています。ディレクターやプランナー職では既に一定の充足感があり、新たな採用には慎重な姿勢になっているようです。また、昨年後半頃からソーシャルゲーム開発に伴う人材募集が増え、その後の展開が期待されましたが、マーケットにインパクトを与えるほどの急増は見られませんでした。
一方、パチンコ・パチスロ関連の採用活動は活発であり、この1ヶ月で求人数が著しく増加しました。

パチンコ・パチスロ関連求人増加

先述の通り、この1ヵ月で最も求人数が増加したのが、パチンコ・パチスロ分野です。
パチンコ・パチスロ分野は以前から安定した求人数がありましたが、年明け以降、続々と新しい採用ニーズが発生しています。パチンコ・パチスロ業界は機密保持が厳しく、情報を得ることは難しいのですが、開発プロジェクトや受託案件が増加しているものと思われます。
パチンコ・パチスロの開発は、コンシューマー向けゲームと比較すると転職希望者からの人気が低く、優秀な人材の獲得に向けて今後は一層の競争激化が予想されます。この分野では、採用ターゲットを業界経験者のみに絞り込むのではなく、一般的なゲーム開発企業からのキャリアチェンジも比較的柔軟に受け入れていますので、新たな活躍の場として検討してみてはいかがでしょうか。

ソーシャルゲーム求人の伸びが鈍化

昨年からソーシャルアプリが話題となり、ソーシャルゲームを含むソーシャルアプリ関連職の求人が一時的に増加しました。しかし、期待していたほどの求人数の急増には至っていません。
ソーシャルアプリ開発に求められる条件はWEB系開発者の求人と同様であるため、「ソーシャルアプリ開発」を前面に打ち出さずに採用を行っている企業もありますが、「ビジネスとしての可能性を模索している段階であり、人材の採用に投資できる段階ではない」という背景があるようです。これを裏付けるように、アルバイトや業務委託などの一時的な雇用が増えている、といった話を耳にするようになりました。
しかしながら一方では、コストを投じてでも優秀な人材を獲得しようと、積極的な採用を行っている企業もあります。こうした企業に注目し、より早いアプローチを行うことが、可能性を広げることに繋がりそうです。

ゲームデザイナー職が微増

若干ではありますが、ゲームデザイナー職の求人が増加しました。CGデザイナーよりもデッサン(手描き)力のあるデザイナーを求める傾向にあります。
このようなデザイナー職は人気が高く、多くの応募者が集まるものの、なかなか採用決定に至り難いのも特徴です。技術レベルだけでなく、採用企業との「センス・感性の相性」が求められるからです。センスや感性といった要件は非常に抽象的であり、「求める人物像(スキル)」として明確に表すことが難しい要素でありながら、採用企業にとっても妥協できない重要なポイントなのです。
こうした求人への応募では、「応募作品を作りこむ」ことが大切です。しっかりとした提出作品を準備できない方は、たとえ実力があっても、書類選考で不通過となってしまうケースが多く在ります。実力とセンスが評価基準なだけに、持てるもの全てをぶつけて選考に挑んでください。

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