7月~8月のゲーム業界特集

担当コンサルタント 横山法典(よこやまのりおき)
異業界からキャリアコンサルタントへと転身。前職から培われた幅広い見識と経験は、転職サポートにおいても発揮されている。現在は大手ゲームメーカーを筆頭に数多くのゲーム企業を担当し、業界に精通している。

ソーシャルアプリ業界、転職マーケットの実情

ソーシャルアプリのゲームコンテンツ分野は、求人マーケットでもニーズが高く、その勢いは衰えを知りません。求人を行っている企業は、以下のような3つに分類することができます。
・インターネットサービス事業者で、ソーシャルアプリ市場へ参入した企業
・モバイルコンテンツプロバイダー
・ゲーム業界からの参入企業
中でも最も求人数が多いのは、インターネットサービス事業からの参入企業であり、モバイルコンテンツプロバイダー、ゲーム企業と続きます。
一方、転職希望者の動向を見てみると、ゲーム業界(主にコンシューマー)出身者でソーシャルアプリ業界への転職を希望する人は極めて少ないと言えます。「ビジネスモデルが異なる」「ライトなゲームが多く、創作意欲を駆り立てられない」というのが、大きな理由のようです。

コンシューマー市場

求人数に大きな変化は見られませんでしたが、転職希望者の間では、株式会社レベルファイブの東京採用が話題となっています。株式会社レベルファイブは、業界でも最も注目されている企業の一つでありながら、本社が福岡にあるため、都内で活躍するクリエイターの中には、なかなか応募に踏み切れずにいた方が多いようです。こうした人材が、東京オフィス開設のタイミングで一斉に応募したものと思われます。

オンラインゲーム市場

オンラインゲーム市場での求人マーケットには、特に大きな変化はありません。ただし、転職希望者の転職理由に、新たな傾向が見られるようになりました。
現在、オンラインゲーム業界ではアイテム課金型の収益モデルが中心となっていますが、「目先の売り上げ目標達成のために、次々と新しいアイテムを生み出してゲーム内に投入する」というスタイルに納得できず、転職を考える人が増えています。
ゲーム業界に身を置く人の多くが、ゲーム自体をこよなく愛している方々です。このため、売り上げ目標達成のためとはいえ、自身が手がける作品の「ゲームバランスが崩される状況に耐えられない」と感じる人が少なくないようです。しかし、収益が上がらなければオンラインゲームの運営は成り立ちません。こうした障害を緩和または排除するためには、経営者とクリエイターとの密なコミュニケーションが必要でしょう。

遊技機市場

今月は求人の増減は見られませんでしたが、引き続き求人数の多い業界です。ただし、採用ハードルが非常に高いのが実情です。推測ではありますが、入社後すぐにプロジェクトにアテンドすることを想定し、高いレベルでの即戦力を求める傾向にあるようです。

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