
好調が続いているモバイル業界ではLAMP環境での開発経験を持つエンジニアが引き続き人気を集めています。
7月以降は「応募条件の緩和」が見られるようになりました。これまでは「20代でLAMP経験2年以上」を必須条件とする求人が大半を占めていました。ところが、「若手であれば、LAMPでの実務経験が無くても選考対象とする(知識レベルは必要)」や 「経験があれば、30代以上でも採用する」といった具合に、以前と比較すると応募しやすい条件へと変更されています。
このような応募条件の緩和は、各社が若手LAMP開発経験者の採用に苦戦していることが大きな要因となっています。モバイルコンテンツ事業者、スマートフォン向け開発事業者、ソーシャルアプリケーションプロバイダ(SAP)の採用意欲は衰えることが無く、各社の求める人物像が非常に近しいことから、採用競争が激しくなっているのです。
時流の早いモバイル・ソーシャル業界において、いつまでも「作り手」を採用できない事業者に成長はありません。より賢い採用手法を選択することも、事業の成長を助けることになるのです。このため、今後も応募条件の緩和や採用手法の多様化などが広がっていくものと思われます。
●英語力がプラス評価に●
一部のSAPからは、「英語力」をプラス評価とする求人が発生しています。海外(主にアメリカ)との連携を図るために、英語力が重要な要素となっているようです。技術力や経験が充分でなくても、英語力が助けとなって書類選考に通過するケースも現れています。プラス評価となる英語力は各社によって異なりますが、「TOEIC 600点前後」が目安といえます。
リッチコンテンツの開発を目的に、応募条件を「FlashLite経験者」とする求人が続々と発生しています。募集企業を見てみると、ソーシャルアプリケーションプロバイダが大半を占めています。このような企業の多くは、アプリケーションの寿命を1ヶ月~12ヶ月程度と見積もって事業計画を立てています。つまり、できるだけ量産をするために、「作り手」の採用が急務となっているのです。しかし、PHP・LAMPエンジニアと同様に、Flashの経験者も少ないのが実情です。企業側は実務経験だけでなく「転職回数」「雇用形態」なども重視する傾向があり、より採用を難しくしています。LAMPエンジニアの採用動向から察するに 数ヵ月後にはFlash経験者の募集においても、条件の緩和がなされるのではないでしょうか。
また、Flashの経験を持つ求職者にとっては、転職成功の可能性が非常に高まっています。不況下においても年収アップが望めるポジションです。ただし、目先の条件に捉われることなく、長期的な将来性を見据えた慎重な企業選びが大切です。
プランナー、ディレクター職においても、「ソーシャルゲームプロデューサー/ディレクター」一色です。企業側は特に、同業他社からの転職人材を採用したい意向のようです。しかし、このような熱気のある業界は離職率が低いため、採用は容易ではありません。裏を返せば、ソーシャルゲーム分野へのチャレンジを考えている方にとっては、転職の好機と言えますので、積極的な活動をお勧めいたします。