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前回「ハードウェア業界の求人数は足踏み状態」とお伝えいたしましたが、現在はやや下降に向かっています。ハードウェアメーカー各社は未だ様子見の傾向が強く、積極採用に踏み切っていないことが主な要因と言えます。携帯電話やカーナビなど、特定の領域で経験者を募集する求人は見られるものの、業界全体での採用ニーズは弱まっています。新規の求人が少なく、既存の求人が人員充足に向かっていることから、求人数全体が緩やかに減少している状態です。明るい材料に乏しく、今後もしばらくは落ち着いた状況が続きそうです。
ソフトウェア業界の求人数は、全体でおよそ10%増加しました。
先月は非エンジニア職(営業・セールス・経理など)の増加が目立ちましたが、今月はエンジニア職の募集も勢いを取り戻しつつあります。ERP・CRMパッケージに加え、「介護施設向けソフトウェア」を自社開発する企業など、特定領域に特化したエンジニアの募集が増えています。
金融系、生損保系のエンジニアや、銀行システムのエンジニアニーズは変わらず、一定の求人数を維持しています。これに加え、通信キャリアや官公庁向けのプロジェクト要員として、新たな人材を募集するケースが微増しています。また、大手電機メーカーからの二次請け・三次請けを扱うシステムインテグレーターからも求人ニーズが発生しました。
転職に成功している事例としては「年齢30歳前後(28歳~33歳)/年収450万~520万程度」の方が最も多く、特に「今回が初めての転職」という方は企業側から非常に高い評価を得ています。一方、豊富な経験を積んでいても、転職回数が多い場合や離職期間のある方は苦戦を強いられています。
ネットワークインテグレーターからの求人は、先月から引き続き上流工程の経験者にニーズが集中しています。プロジェクトリーダー・マネージャーの経験やネットワーク(サーバー)の設計・構築経験を必須とする求人が大半を占めているため、運用保守のみの経験者や、経験の浅い若年層にとっては厳しい状況が続いています。
大手ネットワークインテグレーターが積極的な募集に踏み切らない限り、本格的な求人ニーズの回復には時間がかかりそうです。