転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.220
キャリアを積むためにどんな働き方を選びますか?


A.会社員としてキャリアを積みたいとする人は51.7%だが、
会社員と副業の両立や起業・独立を志望するなど、
「会社の枠にとらわれない」派も半数近くに及んだ


キャリアを積むためにどんな働き方を選びたいか聞いたところ、「会社員として働く」とした人が51.7%、「会社員をしながら副業する」とした人が41.3%、「起業・独立する」とした人が7.0%という結果となりました。
会社員として働くことでキャリアを積んでいきたいという人が半数ではあるものの、会社員と副業の両立や起業・独立をするなど、「会社の枠にとらわれない働き方」でキャリアを積んでいきたいとする人も48.3%と半数近くに及んでいます。この結果からも、働き手の働き方やキャリア形成に対する価値観や志向性が多様化しているようすがうかがえます。
それぞれの理由を聞いてみたところ、会社員として働きたいとした人からは、「収入や雇用の安定性がある」「起業のリスクが取れない」「一つの仕事に集中したい」「独立や副業をするスキルや経験値がない」などの保守的な意見が挙がり、安定志向の傾向があることがわかりました。
一方、会社員と副業の両立でキャリアを積みたいとした人からは、「安定性を保ちつつ、やりたいことにチャレンジしたい」や「スキルや経験値の幅を広げたい」「会社に依存したくない」「収入をもっと増やしたい」などの意見が挙がりました。独立や起業のリスクは取れないけれど、会社員という安定した地盤を生かして、自身の可能性を試していきたいというチャレンジ精神にあふれる人が多いようすがうかがえました。起業・独立してキャリアを積んでいきたいとした人からは、会社員と副業の両立派より、一層チャレンジ精神の強さがうかがえるコメントが多数挙がりました。また、終身雇用の崩壊や給与アップが見込めない状況が続いていることに危機感を覚え、今後必要な人材として生き残っていくためには、会社という枠にとらわれない働き方で、柔軟にキャリア形成をしていく必要があると考える人も多く見受けられました。
▼「会社員」派の意見
「どこかに所属するということの精神的な安心感」(40代・男性・建築土木)
「安定的な基盤を築く事を優先したい」(40代・男性・営業)
「独立するよりもリスクが少ないから」(40代・男性・機械系エンジニア)
「起業・独立は大変そう。条件の良い会社だと、専門職の仕事に集中できる」(30代・男性・建築土木)
「副業、起業する能力が無いから」(40代・男性・機械系エンジニア)
▼「会社員と副業両立」派の意見
「安定と、複数スキルの獲得によるリスクヘッジのため」(30代・男性・教育)
「会社員として実践経験を積みながら、自分の可能性を広げたい」(30代・女性・コールセンター)
「会社員だけではなく副業もやっていくなかで相乗効果(知識経験スキル+収入)を生みたい」(30代・男性・営業)
「終身雇用という概念は持たないほうがいい情勢だから」(40代・男性・調査会社)
「会社に依存していたくないから」(30代・女性・マーケティング)
「将来的には起業したいため」(20代・男性・マーケティング)
▼「起業・独立」派の意見
「自分の可能性を信じてどこまでできるかチャレンジしたい」(40代・男性・営業)
「自分自身に責任を持ちたいから」(30代・男性・システムエンジニア)
「自らの意思で動きたい」(40代・男性・機械系エンジニア)
「終身雇用がなくなる、精神的に疲れた」(40代・男性・営業)
調査内容 :今どきビジネスパーソンの「キャリア志向」について
調査対象者:当社を利用している全国のビジネスパーソン (20代~40代・男女)
有効回答 :470人
調査期間 :2022年2月8日~2月14日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
専任の転職コンシェルジュが、
あなたの転職活動を成功まで導きます。
あなたの可能性を最大限に広げます。
ワークポートの無料転職相談サービスを
ご利用ください。
