転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.233
成人年齢引き下げに対して「期待」と「心配」のどちらが大きいですか?


A.3割弱が早期からの自覚や責任感の芽生えによる積極的な社会参加に期待
一方で消費者トラブルなど責任問題に対応できるか心配の声も


成人年齢引き下げに対して「期待」と「心配」のどちらが大きいか聞いたところ、「どちらでもない」と回答した人が43.6%という結果であった中で、「期待が大きい」と回答した人が25.9%、「心配が大きい」と回答した人が30.5%という結果となりました。
「期待している」と回答した人に、どんなことに期待を感じるか聞いたところ、「一人前の人間であるという自覚を、早くから保つことができること、それによる意識、行動の変化」(50代・男性・管理)や、「社会参加が早まること。責任を持った行動にも自己成長にも繋がる」(50代・男性・事務)など、自覚や責任感がこれまで以上に早く芽生えることを挙げる人が多くいました。また、若いうちから「大人である」という自覚を持つことで、「政治に関心を寄せる若者が増えることに期待」(20代・女性・接客販売)、「長期間にわたって国家を支える若年層の意見が、社会や政治に反映されやすくなることを望む」(40代・男性・管理)、「日本経済の起爆剤となる人材が増えることに期待する」(50代・男性・コンサルタント)など、若者の政治・経済への参加意識や影響力が高まることに期待する声も多数挙がりました。これらの意見から若者が社会に関心を持ち、貢献していくことで、経済の活性化や革新が進み、より良い国になっていって欲しいという願いが見て取れました。少子高齢化による社会の縮小が不安視される中で、今回の成人年齢引き下げには若者が社会で最大限に力を発揮する土壌づくりとしての役割を期待しているのかもしれません。ほかには、「社会的な責任を自覚することで、犯罪抑止につながるのではないか」(30代・男性・クリエイター)など、犯罪抑止力の高まりに期待する声も挙がりました。
一方、「心配が大きい」と回答した人からは、18歳の成人を「早すぎる」と感じた理由と同様、「契約など、内容を理解できずに進めてしまう可能性が高い」(40代・女性・管理)などの消費者トラブルや、「20歳になってから出来ること(飲酒、喫煙等)を成人になったことを理由にしそう」(20代・女性・営業)など20歳未満の飲酒喫煙を憂慮する声が挙がりました。学校教育を含め、社会全体で新成人を守る仕組みづくりが求められるかもしれません。
調査内容 :「成人年齢引き下げ」に際する意識調査
調査対象者:当社を利用している全国のビジネスパーソン (20代~60代・男女)
有効回答 :259人
調査期間 :2022年3月10日~3月14日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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