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2016/6/10
転職活動において多くの人の最大の難関となる「面接」。できることなら、1度の面接で合否を決めてもらいたいですよね。
もちろん、中にはそういった企業もありますが、多くの場合は2回3回と複数回の面接をクリアしないと内定にはたどり着けません。そしてほとんどの企業が、1回目、2回目、3回目とそれぞれ違う役職の担当者が面接をします。
今回は、それぞれの回の面接担当者が「面接でどんなところを見ているのか、気にしているのか」をお伝えしていきます。
一番はじめの面接。この段階では、「人事担当者」が面接を担当するケースがほとんどです。転職エージェントを介さず独自で選考を受けている人であれば、面接の日程調整などで既に会話をしたことがある場合も多いですね。結論として、人事担当者は「最低限の礼儀やビジネスマンとしてのマナー」や「企業が求める人物像にある程度合致するか」を中心に人物を判断しています。
意外と知らない人が多いかもしれませんが、人事の採用担当者の仕事には、“営業マンっぽい”ところがあります。営業マンといえば、「今月は売上500万円がノルマだ!」というように“目標数値”を課せられることはよくあることです。しかし、実は採用担当者にも“目標数値”が課せられているんです。例えば「○月までに○名中途社員を採用する!」という感じですね。企業が立てた事業計画に基づいて、計画通りに事業を進めるためにはやはり人手は必要ですから、そこに不足を出さないよう、必死に採用活動をするわけです。となると、人事担当者の根本的な思いとしては、「できるだけ短期間で、早くたくさんの人を採用したい。」というようになります。最低限の礼儀やマナーをわきまえており、企業が求める人物像をある程度満たしている(=二次面接に進めても問題ない)のであれば、是非次に進んで内定を採ってほしいというのが人事担当者の切なる願いというわけです。また、一次面接を合格した後もさまざまなやり取りをする中で頻繁に接触する人物でもあるため、是非良好な関係を築き、好印象を持ってもらえるように努めましょう。
さて、次が問題の二次面接。選考自体が2回の面接しかない場合も、3回の面接の場合も、とにかく2回目にあたる面接は、その企業の選考フローの中でも、かなり重要なポイントであることは非常に多いです。なぜなら、二次面接の担当者として面接をすることが多い「現場責任者」は、言ってしまえば、あなたがその会社に入社した際に“直属の上司”になる可能性が非常に高い人物だからです。実際にあなたが仕事をする現場であなたの指揮を担う人になるわけですから、いくら一次面接の人事担当者の評価が良かったとしても、現場責任者が「NO」と言えばあっさりお見送りになってしまいます。
そんな現場責任者ですが、特に「スキル・経験」や「現場の既存社員とうまくやっていけるか」などを実務的な視点から判断しています。当然ですが、実際に現場で即戦力として活躍できるポテンシャルがなければ採用する意味はありません。それだけではなく、たとえスキルや経験が基準以上だったとしても、社風に合わなかったり、既存社員との関係構築が難しそうな場合もお見送りになる可能性が高いです。つまり二次面接をクリアするためには、ビジネススキル的にも、ヒューマンスキル的にも、現場責任者に「部下にしたい」「一緒に働きたい」と思ってもらわなければいけないのです。また、採用するかしないか、“最終的な決定権”を現場責任者が持っている企業も多いため要注意です。現場責任者と面接をする際は、あなた自身も目の前にいる人が上司になる人だということを意識し、言動には細心の注意を払い対応しましょう。
内定まであと一歩!最終面接。正直なところ、最終面接のハードルは平均的に見ればそこまで高いものではありません。「二次面接を通過した時点でほぼ内定みたいなものですよ。」なんて企業もたくさんあるくらいですから。顔合わせや最終確認という体で最終面接を実施する企業も少なくありません。しかし、油断は禁物です。内定はほぼ確実だったとしても、面接は面接。最後まで気を抜かずに臨みましょう。
最終面接を担当することが多い役員クラスの担当者や企業の代表(社長)は、「会社の経営理念やビジョンにマッチするか」というところを中心に面接をすることが多いです。まあ、最終面接に進んでいる時点で、その辺はほぼほぼ問題ないと判断されていはいますが、企業が成長していくためには、社員が一丸となって同じ方向を見て歩んでいかなければならないわけですから、そこに乖離(かいり)がないか最終確認をします。この段階まで進めば、人事担当者は「ここまで来たら絶対に内定を採ってほしい!」とより協力的になってくれるはずです。最終面接前には、「面接のポイントや注意点を教えてください。」と対策情報を収集しておくと同時に、企業に対する意欲や積極性もアピールしておくと尚良いです。>
以上が面接を受ける際のポイントです。是非参考にしてみてくださいね。
ただし、今回お伝えした内容は、あくまで一般的な選考を例にとった内容です。当然、上記の内容とは異なる見方をする企業もありますので注意してください。それではまた!
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