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2016/7/20
“内定辞退”と新聞などのメディアでは一言でまとめられることが多いですが、
実際は「内定辞退」と「内定承諾後の辞退」に分けられるのが実情。
簡単に言うと下記のとおり。
「内定辞退」とは、内定を受けて入社意思を伝える前に辞退すること。
「内定承諾後辞退」とは、内定を受けて入社意思を伝えた後に辞退すること。
似たような言葉ではありますが、若干意味合いが違っていますよね。
そしてこの両者、実は人事担当者にとっては結構重みが違うようです。
そこで今回、どれくらい重みが違うと感じているのか人事担当者に直撃してみました。
「内定辞退と内定承諾後の辞退の重みは違いますか?」との問いに、61%もの採用担当者が「とても違う」と回答しました。
「違う」と回答した人も合わせると94%。ほとんどの人事が重みに差を感じているようです。
もう少し具体的に聞いてみると、
・内定承諾後の辞退は、配属先のポジションまでを想定して入社準備をしているため会社として困る。
・内定辞退なら、ある程度見越して採用をしているため受けるショックも少ない。入社受け入れ準備を始める前なので損失も最小限に抑えられる。
・入社意志を確認した時点で、入社を前提とした準備を進めるが、それが全て無駄になるため、内定承諾後の辞退はかなり痛手。
・一旦採用を終了しているため、再度募集をかけるためにコスト・時間がかかってしまう。
・他の候補者を不採用にしているため再度採用しようと思っても取り返しが付かない。
・求人をクローズすることになるため精神的なダメージがある。
・内定者を受け入れる予定の部門が入社を想定してお客様との調整に入っている可能性があるため。
などと、圧倒的に「内定承諾後辞退」のほうが“重い”といった意見が目立ちました。
内定辞退であれば期待を裏切るだけで済む話ですが、内定承諾後辞退は実害を伴う話となるようです。
内定辞退や内定承諾後辞退は、決して法律上問題があるわけではありません。
しかしながら、一度出した内定承諾を安易にひっくり返す事は多くの人の労力を奪い、迷惑を掛けるという事実があるということを念頭においておくべきです。
一度内定を辞退しても、またいつかチャレンジしたいと思ったときにチャンスの芽を摘み取ってしまう要因となってしまうかも知れません。
内定は熟考し、ひっくり返る事のない決断を下すべきでしょう。
【調査概要】
調査内容:採用担当者の意識調査
調査対象:ワークポート取引企業の採用担当者 [51社]
調査期間:2015年5月18日(月)~2015年6月19日(金)
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