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2016/8/15
今回は、2011年以降、派遣・正社員問わず採用が増えている「ネットワークエンジニア」のお仕事についてご紹介します!
ネットワークインフラの設計・構築や運用管理をするお仕事です。全てを一人のエンジニアが担当するわけではありません。システム規模にもよりますが、①上流工程と②下流工程で担当者が分かれるケースが多く、それぞれの工程でも複数のメンバーが担当します。
・設計:お客様が何を求めどのようなシステムにしたいかを収集し、コストと効果のバランスの取れたシステムを設計します。
・構築:設計で検討したスケジュールに基づいて実際にネットワーク機器を設置、設計書通りに各種情報をネットワーク機器に設定します。
・運用、保守:ネットワーク機器の設定変更や構成変更を行い、障害時の切り分けや障害部分の特定などを実施して機器の交換などを実施します。機器によっては、定期点検を実施する場合もあります。
求められる知識は大きく分けて以下の3つに分けられます。
ADSL、IP-VPN、広域イーサ、ATM、CATV、高速デジタル回線など。
無線LAN、イーサネット、ルーティング、TCP/IP、スイッチなど。
DNS、メール、WWWサーバー、アプリケーションサーバー、アクティブデイレクトリなど。
また基本的に複数人での作業が多いため、ある程度のコミュニケーション能力は欠かせません。そしてシステムの障害が出たときに的確な判断が必要となるため、「論理的に物事を考える」ことが必要となります。資格がなければ仕事に就けないわけではありませんが、専門的な知識が必要な仕事ですので、特に転職する場合は資格所有者が優遇されるということが多いようです。代表的なものとしては、CCNAという世界で有名なネットワーク機器メーカーによる認定資格があります。また、国家資格のネットワークスペシャリストを取得するとネットワークエンジニアとして高く評価されます。未経験者は独学でも良いのでこういった知識を少しでも身につけておくと良いでしょう。
ネットワークエンジニアは業界全体が即戦力となる人材を求めていますが、ネットワークに関連する資格の取得を目指している等の姿勢を伝える、あるいは、実際に取得して実力を示せば、未経験でも採用される可能性は高まります。
英語の原文を読んだり、海外との通信をする場合の取り決めをしたりと、ネットワークエンジニアにおいても英語力は必要であるため、英語力を身につけておくことも採用される可能性を高めることにつながります。
自分が設計構築したネットワークを企業に使ってもらう喜びがありますし、迅速にトラブルを処理したときなども達成感を得る瞬間です。特に大規模なネットワークの場合、検証やテスト運用の期間が長いため、サービスが開始され運用が始まるときには、それだけ大きな達成感を得ることができます。また、複数のメンバーでプロジェクトに取り組むため、構築が終わった時やサービスが始まった時など一体感に包まれます。
20代から年収400万円前後、30代では500万円を超え、40代にかけて600万円以上に増えていくのが一般的です。全体平均年収は約460万円と業界内でも比較的高めの傾向です。リーダーやマネジメント経験を持つ方、あるいはネットワークだけでなくサーバーやデータベースなどインフラ全般に通じた方は特に求められており、経験と知識の幅がそのまま収入の向上につながるといえるでしょう。
男女比は男性のほうが多い傾向にあります。また、労働の時間帯に関しては、ネットワーク機器の入れ替え案件の場合にどうしても企業の営業時間外になるため、夜間作業や休日作業になってしまうことはあります。しかし、一つの案件に対して本番作業よりもドキュメント作成や機器のセットアップ時間のほうが圧倒的に長いので、休日出勤はそれほど多くはありません。ある程度は自分で調整することができるかどうかを事前に確認しておくと入社後のギャップがなくなるでしょう。
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