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2016/9/6
「人の役に立つ仕事」、「人と接する仕事」を軸に、接客系職種を選ぶ人はたくさんいます。
ただ、“接客”という軸のみで仕事を決めてしまったために、入社後業界が合わないということに気づき転職を決める人も少なくはありません。
そういった方々の多くが、“オフィスワーク・事務職”へのキャリアチェンジを希望するケースが多い傾向にあります。
今回は、事務経験がない人が前職経験をどのようにアピールしていけばよいのかを実例から学んでいきましょう。
【事例】
▼26歳・女性・Sさん
人をサポートしていけるような仕事をしたいと就職活動をし、選んだの整体師。患者さんから感謝され、やりがいを感じられなくはないものの、どうしても身体の細部に関わっていくことに興味を持つことができない自分がいることに気がついた。好きか嫌いかはやってみなくては分からない、とにかく人の役に立てることを実感できるはずだ!という思いだけでこの道を選んでしまったが、今回もう一度原点に立ち戻って本当にやってみたい仕事は何なのかを考えてみた。その結果、接客ではなくオフィスワークの「事務職」にキャリアチェンジすることを決意した。
では、実際にSさんが作った自己PRを元に、ポイントを探ってみましょう。
【当初の自己PR】
私は病院のリハビリテーション部にて、毎日患者様の完治に向け様々なリハビリメニューを構築し実施していました。柔軟性やコミュニケーション能力が求められる現場を経験してきましたので、御社でもその能力を発揮し信頼される事務として活躍していきたいと思います。
【変更後の自己PR】
私は病院にて患者様にリハビリを行う部署に勤めておりましたが、患者様のリピート率を5割から7割にアップさせた実績があります。先輩スタッフから患者さんが継続して来院しないという話を聞き、自身の対応患者を見直したころリピートする人が約5割であり、また全体でも同じ数字でした。私はこの5割という状態を改善したいと思い、まずはリピートしてくださった患者さんへのリピート理由のヒアリングからはじめました。またリピート率が高い先輩の話も積極的に聞きに行きました。
その結果、大切なことは患者様の話を聞くことだと分かりました。
それまでの私は自分の思うベストなリハビリメニューを、患者さんの話を聞かずに実施し続けていました。それ以降は、患者さんが何を望んでいるかをしっかりと対話することでリハビリメニュー構成することにしました。また話しを聞いてもらえるんだと分かっていただけた結果、リピート率が改善されていき、最終的には5割から7割という高水準を維持することができました。
これらの経験から私は常に相手の立場に立って業務に取り組み、さらに当事者意識を持って業務に取り組み、日々改善を加えながら業務を遂行することができます。新しい仕事であってもこの考え方と取組み方はきっと役に立つと思っております。
変更前と後を比べてみていかがでしょう。
当初の自己PRは、単純に前職の仕事内容を大まかに述べているだけで、「柔軟性」や「コミュニケーション能力」があるという根拠はまったく語られていません。これでは、面接官は本当に活躍できる人なのかを判断することができません。
しかし変更後は、相手の立場に立って物事を見ている点、事務というルーチン業務が多い仕事であっても当事者意識をもって業務改善をしていこうとする姿勢を具体的な事例を持って説明しています。これなら面接官はポテンシャル人材を採用するうえで、非常に重要なポイントを根拠と共に説明してもらえたと感じるものです。
まったく未経験の職種にキャリアチェンジする場合は、前職の仕事内容をそのまま伝えるだけでは間違いなくお見送りになってしまいます。仮にポテンシャルを期待されて書類選考は合格したとしても、一次面接で不合格になってしまうことは目に見えています。
大切なのは、前職での経験がこれから目指す職種で、どのように生かせるのかを具体的に話すことです。
前職と希望職種の共通点を見つけることからはじめてみる事からはじめてみましょう!
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