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2016/9/28
今回は、“営業アシスタント”からやりがいを求めて“営業”を目指した人の事例から、アピールポイントを学んでいきましょう!
【事例】
▼29歳・女性・Dさん
新卒でアパレル販売員として就業し4年。接客スキルは十分につき、メンバーの教育も行い仕事にはやりがいを感じていた。
しかしながら、長時間労働という環境下で体力的な面から将来に漠然とした不安を感じるようになり、事務職へのキャリアチェンジを決意。
正社員での事務ポジションは直ぐには見つからず派遣社員として事務職となる。営業アシスタントとして3年目を迎え、就業先の部署や営業担当から信頼も得てきた反面、もっとやりがいを求めるようになった。一番の要因は、自分の手がける営業担当をサポートするための資料が定型的だったこと。多少の工夫はできるが、よりよいものを作りたいと思っていても自由に作成できる権限がないという状況だった。
では、実際にDさんが作った自己PRを元に、ポイントを探ってみましょう。
【当初の自己PR】
私は3年間営業アシスタントとして、日用品やアイディア雑貨、健康グッズの企画・製造を行うメーカーに派遣社員として勤めておりました。業務内容としては、所属チームの営業担当が小売業者に自社商品を提案する際に使用する企画・商品説明資料を作成していました。営業メンバーからはいつもスピーディーでミスのない資料で大変助かるという言葉もいただくようになりました。
今後は自らが直接顧客に対して自社の商品を提案したく、これまでの経験を活かし営業職として活躍していきたいと思います。
【変更後の自己PR】
私は営業アシスタントとして、自社商品を提案する際に使用する企画・商品説明資料を作成しておりましたが、独自の工夫で資料を変更した結果、受注率を2割アップさせることに成功しました。
当時この仕事に携わった当初は、企画・説明書はどの商品においても一定のフォーマットがあり、基本的には規定に沿って商品情報を流し込むのみの資料でした。誰でも作成しやすいようにはなっていたものの、個人的にはいまいち商品の魅力が伝わらないのではないかと感じておりました。なぜなら商品ごとにアピールすべき内容が違うのに、定型フォーマットでは商品のよさを消してしまっていたからです。しかしながら、このフォーマットの変更を提案すると、そこは考えなくても良いという指示を受けていました。
そこで私は、定型フォーマット以外にも自分がオリジナルで作成したアピール資料を一枚付け加えることを考え実行しました。
その結果、営業担当のみならず、顧客からも高評価を得ることができ、見事受注につなげることができました。これをきっかけに一部の商品に私のオリジナル資料を加えられるようになりました。また更にブラッシュアップしていくために、営業担当から顧客の求めている声を積極的に集めそれをどんどん反映していきました。この取り組みを行なったことで、平均受注率が2割アップしました。
これらのことから私は、
・「いつものルーチン業務を何か改善できないか?」という視点
・顧客の声を正確に理解する力
・一度ダメと言われても、何とか方法は無いかを考える粘り強さ
というスキルがあると自負しており、それは営業としても活かせると思っております。
当初の自己PRポイントがなぜいけなかったのかお分かりでしょうか?
それは、“営業職を目指す人のPRになっていないから”です。
仮にDさんが改めて営業アシスタントとして新たな環境を求め転職活動しているのであれば、ある程度の合格点を付けられる内容ではありました。
今回は営業職を目指しているため、採用する側に未経験だが営業としての素養やポテンシャルを理解してもらうことが自己PRの最も大切なポイントです。
まず未経験者を採用する際に重視されることは、
主体性=実行力=主体性
「指示待ち型」ではなく、自分で考えて主体的に動ける人であるかどうか。
また、営業アシスタントという立場でありながら積極的に売上げ貢献に携わっている事実と営業マインドです。
改めて自己PR作成する際のポイントを整理すると以下のようになります。
1.結論を述べる(自分が)
2.当時の問題点
3.解決案と実行したこと
4.改めて結果
5.それはどんな経験・スキルであるのか
6.それが未経験の○○職においても活かせるものであること
自己PRで何を伝えればよいか分からない、未経験なのでアピールすることが無い、話が長くなりすぎてまとまらない、逆に経歴書の記載内容を伝えるだけで終わってしまう……というような悩みを抱える方は、是非参考にしてみてください。
そして上記の流れをベースに自己PRをブラッシュアップして、内定を勝ち取りましょう!
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