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2016/11/24
近年では、転職における面接などの場でも、昔ほど「正しい日本語」を重視しない傾向が強まってきました。しかしながら、間違った日本語の乱用は「ビジネスマンとして恥ずかしい」ことには今も違いありません。とくに、20代を中心とする若者世代と、40~50代のミドル世代とでは、“ことば遣いに対する考え方”に大きなギャップがあることも少なくないため、面接の際は注意したいですね。
今回は、主に面接の場で使ってしまいがちな「間違った日本語」を紹介していきたいと思います。
「了解」これは本来、目上の人が目下の人に対して使うことばです。
人事担当者「明日の面接は、明日の9:00からです。」
転職者「了解しました。」
このようなやり取りは不適切ですので、気を付けましょう。
また、「お伺いする」は“二重敬語”です。「伺う」自体が謙譲語で敬語として成り立つので「お」をつける必要はありません。同様に、「ご教授」も非常に間違えやすいことば遣いです。「ご教授」は、「学問・技芸を伝え教えること」を意味し、長期間にわたって教え続けるという非常に重たい意味を持ちます。そのため、ビジネスシーンでよくある「ちょっと教えてほしい」というニュアンスで使いたい場合は、「ご教示」を使うようにしましょう。
”自分のような者では事足りない”という謙虚さのアピールとして使用することが一般的になってしまっていますが、本来は、”自分に対しこの程度の役目は軽すぎる”という正反対な意味が本来の役不足の意味です。
「新規事業の責任者なんて私には役不足です」などと言ってしまうと、「新規事業の責任者なんて私には簡単すぎる(もっと重要な仕事をくれ)。」という意味になってしまうので気を付けましょう。
”不要な部分を省略する”という意味で使用することが一般的になってしまいますが、本来は、”本当は大事だけど、仕方なく省略する”という意味です。
「このプロジェクトの概要は時間の都合上割愛します。」と言われたときは「あ、じゃあ大して重要じゃないんだ」などと思わず、必ず資料などをしっかり確認するようにしましょう。
『こんな人!気になります』
「えー、私が転職しようと思った理由はー、あー、まぁちょっと今の自分自身の経験をもっと生かしてキャリアアップしたいという気持ちがあったので、えー、まぁ一応自分では日頃から自主的に勉強しているのですが・・・・・・」
こんな風に、「無駄なことば、無意味なことば」の乱用が多く、聞いていて不快になってしまうような人がみなさんの周りにも少なからずいるのではないでしょうか?これらのことばは、話の節々につい入れてしまう一種の“クセ”になっている人が多いです。無意識に出てしまうことばですので、自分では気づきにくいのですが、聞き手を非常に不快にさせてしまう恐れがあります。一度自分の話し方を振り返ってみて、正しいことば遣い、また聞き手が不快にならないことば遣いを心がけましょう。
日本語としては間違っていませんが、ビジネスシーンを中心に使われる独特の表現です。これらを使いこなせれば、より“品のある”ビジネスマンとして好印象を与えられます。
以上、日本語は本当に奥が深く、母国語として使用している私たちでも完璧に使いこなすのは難しいですね。今回紹介したことば以外にも、まだまだたくさんの「間違いやすい日本語」が存在しています。これを機に、みなさんも自分のことば遣いを見直し、正しいきれいな日本語を使えるビジネスマンを目指してください!
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