転職お役立ち情報や転職ノウハウなどをお届け!
2020/7/10
「あぁ、こんなはずじゃなかった!」「なんだか思っていた雰囲気と違う…」
転職経験のあるみなさんは、入社後にこんなことを感じたことはありませんか?
以前ワークポートが実施した調査によると、なんと約5割の転職経験者が入社後に「こんなはずではなかった」というギャップを感じたことがあると回答しています。そしてそのギャップを感じた原因の大半が「社風や雰囲気のミスマッチ」に関することでした。
転職先を選ぶ際、仕事内容や給与などの待遇面ばかりに目が向きがちですが、職場の雰囲気になじめなかったり、自分自身の考え方や理想の働き方に合わない環境では十分に能力を発揮することはできません。自分らしく腰を据えて働ける企業を選ぶためには社風や雰囲気など、働く環境にもしっかり目を向けていくことが大切です。
そこで今回は転職前にその企業がどんな社風で、どんな雰囲気なのかを見極めるポイントをご紹介します。ここ最近オンライン面接が主流になっている中で、入社までその企業に足を運べないというケースも増えているようです。そういった場合でも参考にしていただけるように、さまざまな角度から事前に社風・雰囲気を見極めるポイントをまとめてみました。ぜひ転職先選びに役立ててください!
企業のWEBサイトには会社概要や事業内容のほか、企業理念や方針、経営ビジョンなど、その企業が大切にしている考え方や社風を知るための情報が詰まっています。志望する企業のWEBサイトは必ずすみずみまで読み込むようにしましょう。また、企業の情報を記載したコーポレートサイト以外にも、BtoCの企業であればカスタマー向けのサービスサイト、就活生や求職者向けの採用情報サイトなどがある場合もあります。そういったサイト内にも企業の雰囲気を知る手掛かりがたくさん散りばめられていますので、幅広くチェックすることをおすすめします。そのうえで、より考え方や雰囲気に共感できる企業を選ぶようにすればミスマッチが起こりにくくなります。
☑企業理念
企業が大切にしている考え方や方針、企業が果たすべき使命、存在意義、目指す姿などが明示されている部分です。その理念が基盤となって企業運営、文化形成がなされているためしっかりと読み込んで理解を深めましょう。
☑代表メッセージ
経営者の思想や価値観、企業の方向性を知ることができます。経営者の思いや考え方は社風や企業文化の醸成に直結しているといっても過言ではないため、そこに共感できるかどうかも合うか合わないかを判断する重要な見極めポイントとなります。また、社長のプロフィールなどからどんなバックボーンがあるのかを確認しておけば、より一層価値観を理解するヒントとなるでしょう。
☑社員インタビュー
採用情報ページなどに実際に働いている社員の紹介やインタビューが掲載されている場合があります。社員が語る言葉を通じてその企業で働く魅力やモチベーション、職場の様子や人間関係、一日のスケジュール、働き方などを知ることで、実際に働くイメージを膨らませることができます。他社のWEBメディアなどでも志望する企業の社員がインタビューを受けていることがあるため、幅広く検索してみるとよいでしょう。
☑採用情報ページ
採用情報の中で企業が強く打ち出しているポイントに注目しましょう。求める人材像や任せたい仕事の内容からは、その企業が仕事をする上で大切にしている考え方や重視しているポイント、仕事の進め方、働き方、キャリアアップの仕方などがわかります。自分自身が理想とする働き方に合致するか確認することでミスマッチを防ぐことができます。
☑社内イベント写真
企業によっては社内イベントを紹介するような画像を掲載している場合もあります。そういった写真からも一緒に働く社員の顔ぶれや雰囲気、社内の様子を読み取ることができます。どんな服装をしているのか、どんなオフィスなのか、採用担当者にあえて質問するかどうか迷うような些細な事や、口頭で説明されても伝わりにくいニュアンスを感じ取ることができます。
☑社員構成のデータ
上記のようなポイントのほかに社員数、社員の平均年齢、年齢構成、男女比なども併せてチェックしておくと、会社の雰囲気を推測する材料となります。入社後どのような社員と一緒に働くことになるのかもイメージしやすくなるため、不安払拭にもつながります。
☑福利厚生、社内制度
福利厚生や社内制度には、従業員の満足度を高めることで勤労意欲や定着率をアップさせ、より良い成果を上げてほしいという企業の思いが込められています。制度の内容を確認することでどのような人にとって働きやすい環境なのかが見えてきます。企業のオリジナリティが表れる部分でもあるため、雰囲気を推測するための手がかりとなるはずです。
ここ最近、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSや社員ブログを活用して情報発信をする企業も増えています。ライトなコミュニケーションがとりやすいSNSの特性を活かして、コーポレートサイトやサービスサイトなどのWEBサイトだけでは伝えきれないような社内の様子などを、少々砕けた表現で伝える投稿をしている企業も多いため、よりリアルな職場の雰囲気を読み取ることが可能です。SNS運用担当者の発言ひとつにもその企業が持っている価値観、社員の企業に対する思いや仕事に対する考え方などが表れています。働く人のリアルな意見を知るチャンスでもあるため、ぜひチェックしてみましょう!
その企業で実際に働いたことがある人や、選考を受けたことがある人がその企業に関する評価や雰囲気を書き込める口コミサイトなども多数あります。企業が運営するサイトとは違って企業の主観が入らないため、より客観的な情報を得ることができます。ただし、あくまでも口コミには個人の主観が強く出やすい特性があるということ、場合よっては大げさな表現が使用されたり、感情的になりすぎて書かれているものがあるということを念頭に置いたうえで参考にすることをおすすめします。
WEBなどで情報収集を行うだけでは不安が残るという人は、転職エージェントから情報を得ることをおすすめします。求職者と企業を適切にマッチングさせる役割を担う転職エージェントは多くの企業の情報を把握しています。採用担当者には聞きづらいような内容も第三者である転職エージェントになら気兼ねなく聞けるうえに、自身の希望や適性などを理解したうえで客観的な意見をくれるため活用しない手はありません。自分にはどんな雰囲気の会社が合っているのかわからないという人も、転職エージェントに相談することで志向性が明確化することも大いにあります。情報収集に時間がかけられない人や効率的に情報を得たい人にもおすすめなので、どんどん活用しましょう。
企業の社風や雰囲気はさまざまなポイントから見極めることが可能です。しかしながら自分に合った企業の社風・雰囲気がどんなものなのかは個々によって違います。まずは自分自身が転職で叶えたいこと、どんな働き方をしたいのか、どんな企業であればスキルや経験を発揮して成果を上げられるのかなど、じっくり自己分析をして明確化しておくことが肝心です。それらが実現できる企業なのかどうかが「合う企業なのか、合わない企業なのか」を判断する軸となるのです。
転職活動には少なからず時間と労力を費やします。せっかく苦労して転職したのに環境や雰囲気が合わないからという理由で再度転職活動をしなければいけないということにならないように、自己分析は慎重に行っていきましょう。
転職することがゴールではありません。むしろ転職してからがスタートです。自分らしく生き生きと働き続けられる環境で一層スキルアップ・キャリアアップしていくためにも、今回ご紹介したようなポイントにしっかりと着目して、自分にベストマッチする企業を見極めていただければと思います。
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