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2020/9/18
日常が大きく変化した今、あなたはどのような感情を抱いているでしょうか。
これまで通りに進められないことに戸惑いや焦りを感じているでしょうか。
それとも、変化を受け入れ柔軟に対応していこうとする前向な気持ちでしょうか。
終身雇用の崩壊、働き方の多様化、コロナショックなどによって、社会や経済は大きく揺れ動いています。これからもその変化はどんどん加速していくことが予測されます。そんな流動的な状況下においても着実にキャリアを築き上げていくためには、現状を受け入れたとえネガティブな状況であってもポジティブに変換して対応できる柔軟性を持つ必要があるといえます。
ニューノーマル時代に求められるビジネスパーソンになるために、ネガティブ思考をうまくポジティブな方向に切り替えていくためのコツを紹介したいと思います。
ポジティブ・シンキングとは、「物事の良い面を見ようと努め、ポジティブな姿勢を保ち、“思考そのもの”を変えることで現実を変えることを目指す思考法」です。簡単にいうと、何事も前向きに捉えていく「プラス思考」のこと。
人間の思考の8割はネガティブなことを考えているといわれていますが、そのネガティブ思考をポジティブに変換することで、良い結果・状況を得ることができるのです。
ただし、ポジティブ・シンキングは単に「楽観的に考える」ということではないので注意してください。
「なんとかなるさ」と成果を上げるために努力をしないのが楽観主義的考え方なのに対して、ポジティブ・シンキングは成果を上げるために前向きな考え方をして「なんとかする」ために努力することです。
この違いをきちんと理解したうえで、次で解説するポジティブ・シンキングのコツを見ていきましょう!
仕事を進めていくうえで課題や壁に直面し、にっちもさっちもいかない状況に陥ることがあります。そんなときついつい「自分はなぜできないのだろう」と考えてしまっていませんか? 「自分に才能やセンスがないからだ」、「経験が浅すぎるから」「きちんと学んだことがなかったし…」など、できない理由を突き止めたところで、結局は何の解決にもつながらないのです。むしろできない理由をあれこれ考えているうちに自己肯定感が低くなり、できない自分を責めてしまったり無駄に落ち込みすぎてしまうこともあります。そうなってしまってはネガティブ思考に引っ張られ、負のスパイラルからなかなか抜け出すことができなくなってしまう危険性すらあります。
課題や壁にぶち当たったときはまず素直にできない事実を受け止めて、「なぜできないのか?」という理由を考えるのではなく、「どうすればできるのか?」という方法を考えるようにしましょう。そのように思考を切り替えることで今やるべきことを考えるための気持ちが整い、次の一歩が踏み出しやすくなります。
「なぜ?どうして?」と非生産的な考えに時間を費やし、神経をすり減らすのはもうやめにしましょう。
先ほどの「なぜできないのか?」と考えてしまうシチュエーション同様、解決すべき問題や取り組むことの難易度が高い場合などに、「無理だ」「できない」「難しい」「わからない」などのネガティブな言葉を発してしまいがちです。日本には「言霊」という言葉がありますが、ネガティブな言葉にはネガティブな感情がこもっていて、それを発し耳で聞くことによってより一層「無理」「できない」「難しい」というネガティブなイメージを無意識に固めてしまうことがあります。そんな時は、「難しい」→「取り組み甲斐がある」、「キャリアアップするための課題だ」、「わからない」→「知識を広げるためのチャンス」、「できない」→「挑戦する価値がある」…などのポジティブな言葉(発想)に変換するようにしましょう。課題解決に取り組んでいくためには、こうして自分自身を鼓舞し、モチベーションを高めていくことも大切なのです。
誰でも失敗やミスはしたくないものですが、完璧な人間などいるわけもなく、どんなに細心の注意を払っていてもミスをしてしまうことはあります。しかし、失敗やミスをしてしまったことで必要以上に自分を責めたり落ち込んだりしてはいけません。そうしている間は思考が停止してしまい、せっかく失敗やミスから学ぶ機会であるにもかかわらず、みすみす無駄にしてしまっているのと同じなのです。
失敗やミスをしてしまったときはまず冷静になってミスをしてしまったことを認め、ミスが起こった原因を明らかにしたうえで対処法や同じことを繰り返さないための対策を分析するようにしましょう。
「失敗は成功のもと」といいますが、大切な成長機会だと捉えれば必要以上に恐れることはないですよね。ミスをしてしまったことから逃げずに正面から向き合えば必ず自分自身の成長につながるのです。
ネガティブ思考が強い人のものの見方のクセとして、物事のマイナス面や悪い部分ばかりに目が向いてしまうというものがあります。できるだけマイナス面には目を向けないようにして、まずはプラス面、良い部分に目を向けるクセをつけましょう。意図してやっていけばそのうち自然とプラス面が目に入るようになってきます。自分以外のことであってもプラス面や良い部分に触れていくうちに、自分自身もポジティブな気持ちになれるものです。同様にプラス思考の人やポジティブな人と行動を共にしてみるのも効果的です。
ここまでポジティブ・シンキングのコツを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。いきなりすべてを実行することは難しいと感じたなら、まずはひとつでもよいので意識して実践してみてください。徐々にポジティブ・シンキングのコツを掴むことができ、視点や意識が変わっていくのを実感できるはずです。
ただ、ひとつ注意していただきたいのが、行き過ぎたポジティブ・シンキングはデメリットを生むこともあるということ。前向きにならなければいけないと無理をしすぎて自分を追い込んでしまったり、疲弊してしまったりしてはかえってネガティブな状況になっているといえます。ネガティブな思考が生まれてしまうこと自体が悪なのではありません。ネガティブな思考を認め、そこからどう変われるか、どう打破するかを試行錯誤することが大切なのです。
落ち込んだり心に余裕が無いときは、ポジティブな考え方に変換することを難しく感じるかもしれませんが、日々の心がけ次第で少しずつ癖づけていくことは可能です。ポジティブ・シンキングは思い通りの成果と導いていくための大切なビジネススキル。この先活躍できるビジネスパーソンを目指すためにも、逆境をチャンスと捉えて前向きに突き進んでいきましょう。
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