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2023/6/2
転職を検討する際、都市部と地方どちらで働くか迷っている人は多いのではないでしょうか。働く場所が違えば、働き方や生活スタイルも大きく変わるもの。そこで今回は、都市部と地方それぞれの働き方や生活環境についてメリット・デメリットを解説します。転職に伴う拠点選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
都市部は、人・モノ・技術・情報など何かと充実した環境が大きな特徴です。仕事とプライベート、どちらにおいても選択肢が多く利便性の高い点が魅力といえるでしょう。
生活や交通の利便性が高い:公共機関・医療機関・飲食店といった生活便利施設をはじめ、娯楽・商業施設や交通手段なども豊富であり、あらゆる面で便利な環境といえます。
企業やキャリアの選択肢が豊富:求人数が多い点も大きな魅力。数多くの企業が集積しているだけでなく、職種・働き方・キャリアパスなども豊富なため、成長意欲が高い人や刺激的な環境で幅広い経験を積んでいきたい方にはとくにマッチしやすい環境です。
給与水準が高い:給与水準も地方に比べて高い傾向があります。2023年6月現在の最低賃金は、最も高い都市部(1072円)と最も低い地方(853円)との差額が200円以上となっています。
※参考:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
人脈や情報網を広げやすい:人や出会いの機会が多く人脈を広げやすい環境です。昨今、オンライン化の普及などにより情報は地方にも流れやすくなっているものの、人を介する情報は依然として都会のほうが得やすいと考えられます。
物価・家賃が高い:都市部は物価水準が高いため、生活コストが上がりやすい点がデメリット。利便性や需要の高さゆえに家賃相場も高い傾向があります。
渋滞や通勤ラッシュが起こる:人口密度が高く産業も集積している都市部は、車の渋滞や満員電車など通勤時にストレスがかかりやすい環境となっています。
人間関係が希薄になりやすい:人や出会いの機会が豊富な一方で、地域との関わりや深いつながりなどは生まれにくい環境です。また地方に地元を持つ人であれば、家族や古い友人と気軽に会えない環境がストレスになることもあるでしょう。
都市部は企業数が多いため、働き方や福利厚生などの選択肢も地方に比べて豊富といえます。たとえば、住宅手当や食事補助といった社員の生活面を支える制度や、社員のスキルアップ・キャリア形成の支援など、さまざまな仕組みが用意された企業が数多く存在します。また、大手企業の本社やベンチャー・スタートアップなど多彩な企業が集積しているため、自由度の高い勤務スタイルやユニークな社内制度などを積極的に取り入れている企業も少なくありません。幅広い選択肢があるからこそ、自分だけのこだわり条件やライフスタイルに合う働き方も叶えやすい環境といえるでしょう。
地方は、豊かな自然が身近でゆとりある生活を送れる環境が特徴です。混雑や喧騒などによるストレスが起こりにくく、落ち着いた暮らしを実現しやすい点が魅力といえます。
物価・家賃が安い:物価や家賃が低く生活しやすい環境です。生活に欠かせない食料品・日用品などの価格が都市部に比べて安い傾向にあります。
通勤ストレスがない:渋滞や満員電車など通勤時のストレスは起こりにくいといえます。車通勤が可能な職場も少なくないため、公共の乗り物が苦手な方や運転が好きな方にはメリットとなるでしょう。
地域に貢献できる:地元や地域への貢献を実感しやすいことも地方で働くメリットのひとつです。地域への愛着や住民同士の深いつながりが生まれやすい環境となっています。
自然が豊か:都市部に比べて人が少なく自然が多い傾向にあります。豊かな自然環境のそばで暮らすことが心にゆとりをもたらすと感じる人は多いでしょう。
生活や交通の利便性が悪い:お店や施設が少ないなど、何かと不便に感じやすい環境です。また交通面も、公共の乗り物や便数が少なく車が必要不可欠になりがちです。
企業や求人が少ない:産業や人が集積する都市部に比べれば企業数・求人数は少ないです。そのため職種・働き方・キャリアの選択肢なども都市部ほど豊富とはいえません。
給与水準が低い:給与水準も都市部に比べ低い傾向にあります。物価が安いため生活に支障をきたすようなケースはあまりないかもしれませんが、給与がモチベーションになる方には大きなデメリットとなるでしょう。
交友関係が狭くなりやすい:人の出入りや出会いの機会は多くはなく、古い知人や地域住民など限られた人との関わりが深くなりやすい環境のため、交友関係や人脈は広がりにくいといえます。
地方には、独自の製品や文化を持つ企業、長い歴史や伝統技術を持つ企業などが多く存在するため、その地域ならではの産業に携わるチャンスが豊富な傾向にあります。地域に根ざした働き方を実現しやすいため、地元や好きな地域に貢献したい方、地域に寄り添う働き方がやりがいやモチベーションにつながる方などにはとくにおすすめの環境といえます。また、地域産業の独自性の高さゆえに、それまでとは異なるジャンルやフィールドを視野に入れやすく、異業種への転職が比較的身近な環境といえるでしょう。
なお、地方での転職は、そもそも企業から発信される情報量が少ないなど情報収集が難しいケースが多いため、地域に密着した転職エージェントを利用して情報を得るのが効果的です。
さらに、観光地などの旅先で休暇を楽しみながら働くワーケーションや、都市部と地方どちらにも拠点を持って仕事とプライベートの場所を切り分ける2拠点生活(デュアルライフ)など、昨今ではワークスタイルがますます多様化しています。都市部と地方、どちらかひとつを選ぶという形にとらわれない選択肢も広がっているのです。みなさんは、どのような働き方を選びますか?
都市部と地方、それぞれに異なるメリットがあり、どちらが良いかは自分次第です。どこに最も魅力を感じるか、何を優先したいか、自身のキャリアプランとすり合わせながらよく検討してみてくださいね。また、働く場所を問わない価値観も年々定着してきています。多様化を支える柔軟な仕組みを取り入れて新しい働き方を推奨する企業もあり、働き手の選択肢はますます広がっているといえるでしょう。みなさんも改めて、自分らしいワークスタイルを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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