転職お役立ち情報や転職ノウハウなどをお届け!
2023/7/25
当初は意気込んで転職活動を始めたものの、中盤になって急に「本当に転職するべきなのだろうか?」といった迷いが生じてしまうケースは珍しくありません。中には「やっぱり今の仕事を続けたほうがいいような気がしてきた…」と転職活動を一時的に中断し、結果として活動期間を長引かせてしまう人も少なくないようです。また、転職活動が長期化してくるにつれて段々と緊張感がなくなり転職への意欲や興味が薄れたり、日々の仕事や生活の中で転職活動の優先順位がどんどん下がっていってしまったりと、いわゆる“中だるみ”を起こして転職の決意が揺らいでしまうこともあるでしょう。このような気持ちの迷いは、モチベーション低下の大きな原因となります。
転職に迷いが生じたときには、転職を決めた理由や目的を見直すとよいでしょう。なぜ転職したいと思ったのか、なんのために転職しようとしているのかを改めて整理することで転職の必要性を再認識できれば、迷いは解消されるはずです。さらに、転職後に築いていきたいキャリアをしっかりとイメージして、転職したいという思いを明確にすることもモチベーションの回復につながります。キャリアプランシートを作成するなど、ビジョンやその実現までのステップを可視化するのがおすすめです。もちろん、これらのプロセスを経て、「今の職場に残る」という判断をすることも大いにありです。
事前準備や書類作成、企業研究や面接対策など、何かとやることが多い転職活動。タスクがうまく整理できないと、何から手を付けるべきか判断がつかないまま思考が停止してしまうことや、キャパオーバーになって混乱が生じたり体調に支障をきたしたりすることがあります。その結果、現実逃避に走ってしまい「やらなきゃいけないと分かっているのに、どうしてもやる気が出ない…」「転職したい気持ちはあるのに、活動に身が入らない…」というように、気力が湧かない状態に陥ってしまう人も多いようです。そんな状態のまま騙し騙し活動を続けても成果は出づらく、期間が長引くほどにモチベーションは下がっていく一方。悪循環に陥り、やる気が持てないままだらだらと転職活動を続けることになってしまいかねません。
まずは一度、抱えているタスクの整理をしましょう。やるべきことを一つひとつ洗い出し、期限や優先度を決めてスケジュールに落とし込んでおけば「今やるべきこと」や「何に時間をかけるべきか」といった部分が明確になり、「あれもこれも全部やらなきゃ…」といった漠然とした焦りによる気力の低下を防ぐことができます。そのうえで、目の前のタスクに対して気が重くなったときには、その先で自分が得られる価値に目を向けてみるのがおすすめ。転職後にやりたいこと・転職成功によるメリットをリストアップするなど、気持ちを高める方法を試してみるとよいかもしれません。また、「ひとりではがんばれない」「どうしたらいいか分からない」と感じるなら、家族・友人・周囲の転職経験者に相談することや、転職エージェントなどプロによるアドバイスやサポートを受けるのもよいでしょう。
転職活動中はどうしても精神的な疲れが出やすくなります。そのため、書類選考や面接で不採用が続くなど、コツコツと転職活動を続けているにもかかわらずなかなか成果に結びつかないとき「自分は社会から必要とされていないのかも…」とネガティブ思考に陥ったり、「もうしんどくなってきた…」と気分が沈んだりしてしまいがち。このようなメンタルの不調は、モチベーション低下に直結します。
このようなケースでは、メンタルケアを行うことももちろん大切ですが、一度転職活動の進め方を見直してみるのも有効です。とくに、1社ずつ的を絞って応募していくと不採用時のダメージも大きくなりやすいため、結果に気を取られすぎないよう複数社へ同時に応募するのが効果的。1社だけの結果を待っているという状態になりにくく、通過率アップや転職活動期間の短縮にもつながるためモチベーションを保ちやすくなります。また、失敗したことではなく「書類選考は通過した」「面接で○○はできるようになった」など、成功体験に目を向けてメンタルを良好に保つよう意識することも重要です。
事前に立てたスケジュールどおりに転職活動が進まなかったり、仕事や家事の忙しさに追われ物理的に時間を捻出できなかったりと、思うように転職活動を進められないことがモチベーションの低下を招くケースもあります。また、限られた時間を効率的に使うことができずタイパ(タイムパフォーマンス)が下がってしまうことも、モチベーション低下の原因になり得ます。実際に、ワークポートが2023年6月に実施した転職活動におけるタイパ意識の調査でも、タイパの悪さを理由に転職活動が億劫だと感じたことがある人は83.2%にものぼりました。活動がスムーズに進まない、意欲に実態が追いつかないといったもどかしさやストレスが、モチベーションを低下させます。
スケジューリングがうまくいっていないときや転職活動を思うように進められないと感じているときこそ、改めて短期集中の意識を持つようにすることが大切です。まずは現時点でのスケジュールを見直して、「〇〇は絶対〇月中に終わらせる」というように具体的な期限を決めましょう。効率重視でテンポよく進めることがモチベーションの低下を防ぐことにつながります。また、オンラインや土日の面接を提案してみるなど、限られた時間の中でも着実に転職活動を進めるための工夫を取り入れるのも効果的です。さらに転職エージェントや作業効率化ツールなどのタイパを上げるサービスを活用するのもひとつの手。スムーズに転職活動を進めていくためのサポートや、作業負担の軽減が期待できます。
今回ご紹介したとおり、転職活動中にモチベーションが低下する原因は特別珍しいものではありません。誰にでも起こり得る些細な迷いやストレスが、モチベーションを左右します。そしてモチベーションが低下すると、転職活動で本来の力を発揮できずに活動期間がますます長引くといった悪循環に陥ることも。自分のモチベーションが下がってきたように感じたときには、早い段階でまずその原因を洗い出し、原因に応じた適切な対処をとって自らモチベーションの回復に努めてくださいね。
▼【調査報告】全国の転職希望者に聞いた! 「転職活動におけるタイパ意識」について
8割弱が「転職活動でタイパを重視したい」 理想の活動期間は「3ヵ月以内」 広がるタイパ意識
一方「タイパの悪い場面がある」67.1% 求人探しやスケジュール調整など 活動意欲にも影響
https://www.workport.co.jp/corporate/news/detail/854.html
(2023年6月ワークポート調べ)
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