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2023/9/14
福利厚生は、企業によってさまざまなものが導入されています。しかし、一つひとつの制度について説明を受ける機会は案外ないものですよね。そのため、自社で設けられている福利厚生でも「聞いたことはあるけど、実はあまりよくわかっていない」という制度がある方も多いのではないでしょうか。そこでこの連載では、比較的メジャーであるにも関わらず実際にはよく知られていない福利厚生をひとつずつ取り上げて解説していきます。第1回目となる今回は、「財形貯蓄制度」についてです。
財形貯蓄制度とは、給与からの天引きで貯蓄ができる制度です。企業が従業員の毎月の給与やボーナスから一定額を天引きして金融機関に払い込むという形で、自動的に資産づくりができます。企業が独自に設ける法定外福利厚生のひとつで、「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3種類があります。
一般財形貯蓄:利用目的の制限がなく、貯めたお金を自由に使うことができる貯蓄制度。
財形年金貯蓄:老後の資金づくり(60歳以降に年金として受け取ること)を目的とした貯蓄制度。
財形住宅貯蓄:マイホームの購入やリフォームなどの住宅資金づくりを目的とした貯蓄制度。
・ライフイベントに備えて計画的に資産形成ができる
・月々1,000円からでも気軽に積み立てができる
・給与から一定額が自動的に天引きされるため手間がかからない
・引き出すには所定の手続きが必要となるため貯金が苦手な人でも着実に貯蓄ができる
・財形年金と財形住宅は、双方の元利合計が550万円に達するまで利子が非課税 …など
転職先でも財形貯蓄制度が導入されていれば、所定の手続きを行うことで継続することができます。ただし、継続手続きが可能な退職後2年の期間を過ぎた場合や、同制度が導入されていない企業に転職した場合、財形貯蓄は継続できません。
今回は、実はよく知られていない「財形貯蓄制度」について解説しました。福利厚生は転職活動の企業選びにおいても重要なポイントのひとつです。また、転職を考えていない方も、福利厚生を賢く活用するために知っておいて損はない情報ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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