部下を育てるにあたって、間違いを指摘したりやり方を教えたりすること以外にも大切なのが”褒める”ことです。
褒める事は部下のやる気を引き出すことに繋がりますし、日常的にできるマネジメントなので日頃から褒める事を意識しておきたいですよね。
しかし、褒め方によっては全く効果がなかったり逆に不信感を抱かれたりすることもあります。
そこでここでは、部下の胸に響く上手な褒め方のポイントをご紹介します。
具体的に褒める
ありきたりな言葉で部下を褒めても社交辞令だと捉えるだけで、仕事への意欲は向上しません。
部下のやる気を引き出すためにも、褒める時は何が良かったのか具体的に褒めるようにしましょう。
「良かったよ」と曖昧に褒めるのではなく「作成した資料すごく見やすかったよ。特にこの部分が…」と褒めれば、次回も丁寧に見やすい資料を作ろうと思えますよね。

成長を褒める
部下の成長した部分や改善した部分を褒めるのも効果的な褒め方です。
誰でも以前より成長して良くなった部分を褒められると嬉しく感じますよね。成長を認めてくれていると感じて、さらに良くなろうと努力します。
プロセスを褒める
結果ばかりが目に付いてそれまでのプロセスは見向きもされない事が多いですが、頑張った本人が一番褒めて欲しいのは課程です。
結果が良かれ悪かれ、一生懸命やっていた事に注目してプロセスを褒めてあげましょう。
もし納得のいく結果が出なくても、自分の行動や努力が認められれば次の機会に前向きになれるはずです。

感謝と貢献度を伝える
褒める際は、部下の成果や行動がどれだけ役に立ってどんな貢献をしたかを一緒に伝えてみましょう。
自分の行動がどんな良い作用をもたらしたのか具体的に分かると、自信もつくし誇らしくなってやる気が上がります。
また、貢献度と同じく「ありがとう」「助かったよ」と感謝の気持ちを伝えるのもポイントです。
本音で褒める
部下を褒める時は気分やお世辞で褒めるのは止めましょう。
思ってもいないのに褒めても相手には届きませんし「どうせ煽ててるんでしょ?」と疑われてしまう可能性があります。
逆に部下の行動が素晴らしいと感じたら、躊躇せずその場で直ぐに褒めるようにしてくださいね。

おわりに
褒められると嬉しくなるだけでなく、自信が持てるようになり気持ちも前向きになりますよね。
部下を伸ばすために、日頃から部下の行動や成果に注目して褒めることを意識してみましょう。
部下の欠けている部分ばかりに注目するより、褒めるべき部分に目を向ける方が自分自身も晴れやかな気持ちになれますよ。