何かに使えそうに思うアイテムとは?
何かに使えると思うと捨てられないものは、ラッピングペーパーや紙袋、綺麗な箱、通販ショップのダンボール箱などがあるでしょう。しっかりした素材で可愛いデザインの空容器などは、そのまま捨てるのはもったいないので、いつか使うまで保管しておこうと感じますよね。
しかし現実は溜まるスピードのほうが速く、使うことがほとんどない状態。次第に家の中でもスペースをとってしまい、何かのきっかけで思いきって全部処分するようなことになりかねません。
客観的に考えると、一体こんな箱や空容器を何のためにとっておくのか?という疑問が湧くことも。「友人に何か渡す時に使う」「荷物をまとめる際に必要になりそう」「ただ捨てるのがもったいないから」など、答えは色々とあるはずです。捨てられないものを保管しても、全て使うとは限りません。大切にしたい気持ちだけを大切にして、保管の仕方も一工夫することが必要なのです。
捨てられないのはなぜ?

何かに使えると思うと捨てられないのは、再利用するシーンをイメージするためで、その時に思いつかなくても後できっと助かる瞬間がやってくると期待しているからなのです。また人間の動物的な本能で、原始時代のように便利な物やツールがない時代、単純に何かの入れ物になるものや工夫して使えそうなものは文明を築くために残そうとするところなのかもしれません。
箱や紙袋はないに越したことはないもの、そんな本能が働きやすい人は、何かに使えるものを見つけやすい性格といえるでしょう。さらに不要に箱や空容器を溜め込んでしまう人は思考の癖も関係して、要らないものは「捨てる」という直結的な結論に至る前に「使えるかどうか」という観点で物を判断する思考の癖があるのです。
この癖があるとゴミの見方も変わり、不要なものでも有効利用するアイデアが次々と浮かんでくるでしょう。紙袋や箱を大切に保管する人は、そんなことを考える時間を楽しんでいるはずです。
捨てる基準になることとは
捨てられないものが増えても保管できるスペースがたっぷりあり、どんどん再利用できるなら問題はありません。しかし最終的にゴミになるものを一時的に保管しているだけなら、もっと早く処分しておけばよかったと後悔することにもつながるでしょう。
箱や空容器は不要な洋服とは違うもので、お金を出して買ったものではないのに、なぜか執着しやすいアイテム。溜め込むよりも捨てる楽さを知ると、日常生活のこだわりも軽減するかもしれません。
では紙袋などの「いつか使えそうなもの」を捨てる基準ですが、使えるかどうかよりも「使うかどうか」で判断してみませんか。たとえば来週友人に手作りクッキーをプレゼントする時に可愛い箱を使えるからなど、使う場面が決まっている時だけ保管することもできます。それ以外ではいつ役に立つか、めどが立たないため、残しておく価値はあまりないかもしれません。
上手に保管するポイント

箱や空容器を大切に保管しておいても、いざ使おうというシーンは意外と少ないかもしれません。一番簡単な方法は捨てること。しかし物を大切にしたい気持ちは残しておきたいので、管理できる範囲で保管することが大切といえますね。
とくに紙類は場所をとらず最初は保管できても、次第に邪魔になってきますので、もし捨てたらそのスペースをどう使えるかイメージすることも必要。または保管するスペースを決めておき、そこに収まらないものは捨てるなど、マイルールを考えてみませんか。空容器のように場所をとるものは棚から移動して、ダンボール箱や衣装ケースでわざわざ保管している人もいるはず。
見える場所に置かないものはその時点ですでに不要なもので、扱いが不便になる可能性のほうが高いのです。紙袋も箱も、目的は物を入れたり保管したりすることなので、逆に活用するために入れる物まで増やしてしまうリスクもあります。試しに潔く捨てる生活を始めてみて、自分がどう感じるかテストしてみることも方法です。物質的な価値よりも、心のゆとりを持つことのほうが大切な時もあるのです。
まとめ
何かに使えると思うと捨てられない気持ちは、物に対しても優しさがあるからなのでしょう。そんな考え方は大切にしながらも、生活を快適にするために捨てる勇気も持つべきかもしれません。箱や空容器がなくてもなんとかなる…と思えば、意外とあっさり考え方を変えられることもあるのです。