【BizGenic】#11 山本美菜子さん / インターネット広告アカウントプランナー

【BizGenic】#11 山本美菜子さん / インターネット広告アカウントプランナー

自分らしくイキイキと働く人の姿は、誰の目にも魅力的に映ります。『BizGenic』(ビズジェニック)は、そんな働くことを楽しむ女性にフォーカスしたインタビュー企画です。彼女らの仕事に対する姿勢やプライベートの楽しみ方、元気の源は一体どこにあるのかを探ります!


BizGenic プロフィール #11

株式会社CyberZ
山本美菜子(やまもと・みなこ)さん

海外留学で数理経済学を学ぶ。マーケティング企業への就職を目指すも、就職活動中にたまたま面接を受けたサイバーエージェントの文化や人に惹かれ入社を決意。グループ内で、モバイルインターネット広告の営業から運用業務、オペレーションの機械化に取り組み、2年目にして新規プロジェクトの立ち上げを任されるまでに。積極的な提案でチャンスをつかみながら、インターネット広告の市場をクライアントとともに創るチャレンジを続けている。2018年4月に開催されたサイバーエージェントグループ総会では、営業で最も成果を出した人に贈られる「ベストプレイヤー賞」を受賞。

ロサンゼルスの大学で数理経済学を専攻、マーケティングを志すも一転IT企業へ

サイバーエージェントには2013年に新卒で入社しました。弊社では新入社員は配属希望を提出して配属されるのですが、子会社が100ほどあるサイバーエージェントグループでは子会社文化も強く、私は入社直後にAMoAd(アモアド)という、アドネットワーク事業を展開する子会社に出向しました。2015年からは、スマートフォン広告代理事業を中心に事業展開するCyberZに移り、インターネット広告の営業に従事しています。

でも本当は私、はじめからインターネット広告業界を志望していたわけではないんです。
もともと大学時代は米国・ロサンゼルスに留学してコミュニケーション学を専攻し、帰国後は英会話講師になるという目標をもっていました。ところが一般教養で必修だった数学を勉強するうちにその魅力にとりつかれ、いつしか経済学に数学的な概念を取り入れた「数理経済学」を専攻するまでにのめり込んでいました。大学3年目の終わりごろには、卒業したらここで学んだ数学を実務に活かすためにマーケティング会社に入るという目標に切り替わっていました。就職先もマーケティング会社一本に絞って、ほかの業種は一切受けるつもりはなかったですね。

そんな折、留学先から日本の企業への就職を目指す日英バイリンガル学生のために開催される伝統的な就職イベント「ボストンキャリアフォーラム」に参加することになりました。(毎年秋に米国・ボストンコンベンションセンターで開催。第1回開催の1987年から、30年の歴史があるイベント)

イベント開催期間は3日間。その間に一次面接から最終面接までを集中的に行い、内定が決まります。とにかくこの短期間のうちにすべてを決めるため、学生は気になる企業にどんどんアポを取って効率よく選考を受けていきます。私もおおよそ目星をつけていたマーケティング会社の面接を組み終えていたのですが、どうしてもアポとアポの間に時間が空くところができてしまいました。ただ時間を無駄にするものもったいないと思い、せっかくなので志望している業界ではないけれど名前は聞いたことのあったサイバーエージェントの選考を受けてみることにしました。

本当に軽い気持ちで話を聞きに行ったのですが、ここでサイバーエージェントと出会ったことが、今後のわたしの方向性や価値観を再び大きく転換させることになるのです。

サイバーエージェントの会社説明を聞き選考を受けていく中で、その企業文化や職場環境、そこで働く人にとても惹かれている自分に気がつきました。そもそもIT分野にも広告業にもまったく興味はなかったにもかかわらず、自分がこの会社で働いているイメージがありありと想像できたため、第一志望のマーケティング企業の内定を辞退してでもこの会社で働きたいと思いました。
そして無事に内定をいただき、2013年から晴れてサイバーエージェントの社員となりました。

手を挙げ、希望を出す人には、チャンスが与えられる

入社後、最初に配属された子会社のAMoAdは、SNSやブログ、アプリなどスマートフォンのメディア向けに広告をマッチングさせて配信するアドネットワークを提供する会社です。はじめての業務は、アドネットワーク上で配信する広告枠をインターネット広告代理店に取り扱ってもらうよう営業する媒体セールスの仕事でした。といっても、営業する先はグループ内の広告代理店であるサイバーエージェントとCyberZの2社。いわば社内営業ですが、広告のこともインターネットのことも、知識ゼロの状態からのスタートだったので、最初は自分が何を提案しているのかもよくわからない状態。はじめはなかなか成果が出せずに落ち込んだりすることもありました。でもそんな時は同じグループ内の先輩や同僚に相談し、もらったアドバイスをどんどん実行に移していくことで徐々に成果が上げられるようになっていきました。

動画広告プロジェクトの立ち上げやオペレーション構築に携わった後に、ネットワーク部門の責任者を任されました。売り上げの柱となる部門だったため、売り上げを落とさないことはもちろんそこからどれだけ伸ばしていけるかを考えながら仕事に取り組みました。

入社してから比較的短いスパンでいろいろなポジションに就かせてもらっていますが、私が常に心がけているのは”自ら積極的に手を挙げる“ということ。新しいことがはじまるとき、自分がやってみたいと思うことやこうしたほうが良いと思うことがあるときなど、どんどん発言・提案してきました。サイバーエージェントには、そうやって積極的に手を挙げる人にどんどんチャンスを与える文化があり、私自身の性格と非常に合致していると感じています。

現在在籍しているCyberZに異動したのも、自ら手を挙げ希望を出したことがきっかけです。もともとIT分野にも広告業にも興味がなかったのですが、サイバーエージェントに入社して、インターネット広告の分野がとても好きになりました。次第にインターネット広告全体の市場感を見たい、もっといろいろな媒体、プロダクトに触れ、アドネットワーク以外のアドテクノロジーに関わる仕事もしたいという意欲が強くなっていき、グループ内で別の代理事業を展開するCyberZへの異動希望を出しました。そして、念願叶ってCyberZに異動(出向)となったのです。また自己成長できるチャンスをもらえたと思いました。

CyberZではグローバル営業担当として海外クライアントを受け持つことになり、ようやくアメリカ留学で培った言語のアドバンテージを生かせる現場を経験しました。海外担当を経て、現在は、日本のメディア系クライアントも担当しています。媒体セールスは、入社直後に経験したことではありましたが、外部クライアントとのやりとりをするようになって、初めて企業ごとの考え方や、思考プロセス、仕事の進め方の違いを痛感することになりました。それまでやってきた仕事の進め方は、「サイバーエージェント流」というグループ独自の考え方、文化が色濃く反映されていたのだということを知ることとなりました。この経験によって、私の視野はさらに広がったと感じています。また、私が担当するクライアントはCyberZのことを単なる代理店としてではなく、事業を発展させていく上でのパートナーとしてみてくれていて、よい関係性を築けています。クライアントとの関係性の中で教えられることや学ぶこともたくさんあり、刺激的な毎日を過ごしています。

常に新しいチャレンジをしたい、高い山に登り続けていくような働き方がしたい

仕事をする上で普段から気をつけているのは、クライアントに対して“思考回路が一人称にならないようにする”ことです。入社当初、自分の頭の中とクライアントの頭の中が同じだと勘違いしながら仕事のやりとりをしていたことを先輩に指摘されたことがきっかけです。以来、先輩が、クライアントとの打ち合わせ前に毎回、「クライアントが今一番気にしていることは?」と、問いかけてくれるようになりました。それによって、クライアントとの思考のギャップに気づかされました。今では、クライアントの思考が今どうなのか、というのをまず先読みしてから、すべての行動を起こすように心がけています。クライアントから依頼が来る前に準備するよう努め、「一緒に仕事がしやすいパートナー」と言ってもらえるような存在でありたいと思っています。

現在も新卒一年目のトレーナーを担当しておりますが、後輩に対しては、自分が学んだこと、失敗したこと、成功したこと、クライアントに喜んでもらえたことなど、いいことも悪いこともできるだけ伝えていきたいと思っています。私が使用してきた資料や仕事効率化のツールなどもなるべく引き継ぐようにしています。時間には限りがあり、ひとりでできることには限界があるので、勇気を持って任せることも大切ですからね。

こうやって日々がむしゃらに働いていると、周りの人から「そんなにがんばって疲れないの?」と聞かれることがあります。だからこそオンとオフのスイッチの切り替えは意識しています。平日はやるべき仕事すべてに終了時間をしっかり決めて、だらだらと遅くまで残業しないように心がけています。効率よく業務を終わらせて、なるべくプライベートの時間をつくり、自分の好きなように過ごすことでリセットをしています。たぶん、仕事の時とプライベートの時は人格が違うと思いますよ(笑)。

オフの日は友達と飲みにいったり、家で朝までゲームをしたり・・・。基本的に大学生の頃から過ごし方は変わっていません。最近では健康のために意識的に運動しようと決めて、音楽に合わせてエアロバイクを漕ぐエクササイズなどにも通いはじめました。結構ハードですが終わった後の爽快感がクセになります。

今後も、仕事においては高い山をずっと登り続けるような働き方をしていきたいです。まだまだ成長途上で、クライアントの事業拡大に本当に貢献できているのか半信半疑な部分もあります。広告、プロモーションの観点から、クライアントにもっと貢献しつつ、自分が市場のど真ん中にいるという意識を持ち、クライアントと一緒に市場を作っていきたいです。幸いにも、インターネット広告はまだ発展途上の市場ですから、ニーズさえ合致すれば、そこに新しい市場を生みだせるという環境にいます。だからこそ自分自身をマンネリ化させず、バイタリティと斬新な発想力で常に新しいチャレンジをし続けていきたいと思っています。いくつになっても仕事に妥協はしたくないです。

編集後記

今回のBizGenicは、株式会社CyberZの山本美菜子(やまもと・みなこ)さんでした。

中学からの夢で英語講師を目指すべく留学しますが、数学に目覚めたことをきっかけにマーケティングを志し、その後は一転「自分が働いている姿をイメージできた」ことから、想定外のインターネット広告の世界に飛び込んだ山本さん。ただし、それぞれの分岐点で決してブレはなく、的確な意思決定をもって自らの道を切り開いてきた印象を強く受けました。取材時には、「チャレンジ」「自己成長」というキーワードがたびたび登場し、真摯に仕事に向き合い、前進する強い姿勢がうかがえましたが、「プライベートは人格が違う」「案外引きこもっているかも」と、意外な一面も垣間見せてくれました。

株式会社CyberZ
http://cyber-z.co.jp/
スマートフォンに特化した広告マーケティング会社として2009年に設立しました。サンフランシスコ、韓国、台湾支社をはじめ全世界対応で広告主のマーケティング支援をしております。当社が提供するスマートフォン広告ソリューションツール「Force Operation X(F.O.X)」は、2011年2月に国内で初めてスマホアプリ向け広告効果計測を実現し、Facebook社の「Facebook Marketing Partners」や、Twitter社公式プログラム「Twitter Official Partners for MACT」に認定されております。また、メディア事業においてはゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」やゲーム攻略wiki「GAMY」(https://gamy.jp)を運営しており、2015年からeスポーツ大会「RAGE」を日本国内にて運営しております。

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