ドン・キホーテ、西友の買収に興味ありと公表
株式会社ドンキホーテホールディングスの大原孝治社長は、米ウォルマートが売却を検討している国内スーパー西友に対して、「本当に売られるなら興味がある」と今後買収候補として手を挙げる可能性を示唆した。
今回発表されたのは、同社の社長である大原孝治社長が、同社の決算説明会の場で、西友の買収に対して興味があると公表したもの。同氏は「西友が持っている今では手に入らないような立地が多数ある。本当に売るのであれば細かく精査したい」とし、買収に前向きであることを公表した。
西友については、米Bloombergの報道で7月にウォルマート側が売却する方針を決めたとの記事を掲載した。その後、ウォルマート側は売却を否定しており、この真相は定かではない。とはいえ、継続してこの話題が度々出てきており、水面下では様々な動きがありそうだ。
ドン・キホーテは、ユニー・ファミリーマートホールディングスとの業務提携により、撤退した総合スーパーの居抜き物件に出店するなどして店舗網を拡充しており、業績を拡大させている。
今後、駅前など高立地条件の店舗が多い西友を手に入れることで、さらに勢いが増すだけに、今後の動きには大きな注目を集めそうだ。