月1.5万円~の料金で二拠点・多拠点生活が可能に
空き家問題の解決等の地域創生に取り組んでいる株式会社Little Japanは22日、月に1万5,000円~を支払うだけで全国の提携ホステルに宿泊し放題になる「ホステルパス」の先行予約を開始したと発表した。
総務省の「平成28年社会生活基本調査」によると、東京やその周辺自治体に住む人は通勤・通学に一日に平均で1時間半以上費やしているとのことで、仕事や学校だけではなく、その行き帰りでも疲弊してしまうということが珍しくない。
「ホステルパス」では、月々1.5~2.5万円という手頃な価格で、提携している全国のホステルに泊まり放題となるため、家賃などが高い都内にでも気軽に拠点を持つことが可能になる。これにより、行き帰りの時間を別の何かをする時間として自由に使えるようになるほか、その時間を利用してパラレルキャリア(副業・兼業)を行なう人が増えることで地域創生への寄与にもつながると同社は考えている。
また、打ち合わせなどで数日間都内での滞在が必要になることが多い人や全国各地への出張の多い人の経費削減にもなるほか、友人に誘われて少し遠くの町まで飲みに行った際などに、気軽に泊まれる宿としての利用も想定。さまざまな人が集まるホステルでの交流もホテルなどとは違った魅力の一つだ。


「ホステルパス」には、「全曜日予約できるパス」と「日曜日から木曜日のみ予約できるパス」の2種類があり、有効期限は「1ヶ月」「6ヶ月」「1年」の3種類。一度に予約できる泊数は「2泊まで」となっている。さらに、有効期限のカウントは購入日からではなく「利用開始日から」となっているため、あらかじめ購入しておいて必要になった時にすぐに使えるようにしておくということも可能とのこと。
また、サービススタート時は、部屋の形態は一部のホステルを除き複数人で利用するドミトリールームタイプのみとなっているが、今後は個室が使えるパスや予約可能泊数に制限がなく、家を手放してホステルのみでの生活ができるようなパスも検討していく予定だという。

「ホステルパス」の使い方、および無料説明会について
「ホステルパス」を利用しての宿の予約方法は、11月に立ち上げ予定の「Hostel Life」のホームページに掲載される「参加ホステル一覧」より希望のホステルを選択し、各ホステルのホームページから予約するというもので、将来的には「Hostel Life」のサイト内でワンストップで予約ができるようになる予定。
また、宿もゲストも安心できるコミュニティづくりを目指しているため、通常はホステルパス購入前の面談が必須とのこと。
さらに、現在は先行予約期間中で、この期間に全国の参加ホステル(東京、千葉、札幌、京都、大阪の5都市)で無料説明会が開催される。希望者にはホステルパスの利用者と参加ホステルのオーナーなども参加するFacebookグループへの招待も可能とのこと。
同社は、株式会社CARAVAN JAPANが提供しているCo-living型シェアハウスとも連携しており、これにより「365日多拠点居住」の実現を図るとともに、今後も全国各地のホステルと積極的に連携することで理想のライフスタイルの実現を目指していくとのこと。


