若者の一番の悩みは「お金のこと」
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、「若者のライフスタイルに関するアンケート調査」を実施。その内容を公開した。
今回発表されたのは、同社が独自に調査した「若者のライフスタイルに関するアンケート調査」の内容について。18歳〜24歳の1,502名を対象にインターネット上での意識調査を行なった。
この発表によると、今悩んでいることが何であるかを聞いたところ、1位は「お金のこと」(49.0%)で、2位は「仕事・就職のこと」(46.1%)、3位は「今後の未来のこと」(43.7%)との結果となった。
回答者を20歳に絞って3年前から比較をしてみると、2016年では1位が「今後の未来のこと」、2017年では1位が「今後の未来のこと」、2018年では1位が「今後の未来のこと」と3年連続して「今後の未来」が1位になっているが、今年の20歳の回答では、1位が「お金のこと」(45.0%)、2位が「仕事・就職のこと」(44.1%)、3位が「今後の未来のこと」(40.8%)となっているとのこと。


消費税増税への反対派は5割
理由は、「使われ方が不透明」「出費が増えて苦しい」「景気が悪化する」
若者を悩ませる「お金」と言えば、10月に実施される消費税の増税。消費税が10%に上がることに対する意識を聞いたところ、「増税に反対である」との回答が48.3%、「増税に賛成である」との回答が21.8%、「どちらでもない」との回答が29.9%となり、半数近くが消費税増税に反対であると回答をしている。
その理由を自由回答で聞いたところ、増税反対派では「使われ方が不透明」「出費が増えて苦しい」「景気が悪化する」といった回答が多く、賛成派では「仕方がない」「やむを得ない」との回答が多く見てとれたとのこと。

まとめ
若者へのアンケート調査において、1位が「お金のこと」となったのには興味深い。これまでの3年間が
「今後の未来のこと」という将来の漠然とした不安だったのに対して、今年は「お金のこと」という具体的な悩みが出てきている。
今後、消費税増税などもあることから、皆さんのお財布事情にも直結することもあって、こうしたことが若者の「お金」に対する不安心理を煽っているのかもしれない。