【BizGenic】#14 秋好未央さん / 企画部 プランナー・プロデューサー

【BizGenic】#14 秋好未央さん / 企画部 プランナー・プロデューサー

自分らしくイキイキと働く人の姿は、誰の目にも魅力的に映ります。『BizGenic』(ビズジェニック)は、そんな働くことを楽しむ女性にフォーカスしたインタビュー企画です。彼女らの仕事に対する姿勢やプライベートの楽しみ方、元気の源は一体どこにあるのかを探ります!


BizGenic プロフィール #14

株式会社DeNA Games Tokyo
秋好未央(あきよし・みお)さん

大学卒業後、大手IT企業に入社。営業職として官公庁向けにシステム開発の営業を行う。4年近く勤務した後、「もっと仕事の成果や評価がダイレクトに反映される職場に行きたい」と転職活動を開始。大学時代に一度挑戦して採用に至らなかったゲーム会社に再チャレンジし、2017年11月に株式会社DeNA Games Tokyoに入社。わずか5カ月で人気のデコ系ゲームのプロデューサーに任命され、リーダーとしてゲームのイベント企画、デザイン、開発を統括する。プライベートでは夫と飼い猫とほのぼの暮らし。週末は自宅で夫と好きなゲームをするなど、オンもオフもゲームを楽しむ。

好きなゲーム業界に再挑戦! でも、現実は厳しかった

大学卒業後に、IT企業の営業職として入社しました。自社のIT機器やシステムを官公庁向けに提案・販売する仕事を4年近く続けていたのですが、経験を重ねていくうちに古くからある企業で安定的に仕事をすることよりも、新しいことに挑戦したいという想いがどんどん大きくなってきまして……。

「もっと仕事の成果や評価がダイレクトに得られるような職場に行きたい!」と思い、転職活動を始めました。実は父の影響で子ども時代からテレビゲームが大好きだったんです。オンラインのスマホゲームというより、一人でストーリーを進めていくようなゲームです。「好きなゲーム業界で働けたらいいな」と思い、大学時代の就活で大手のゲーム会社を受けたのですが、全滅……。「ならば転職でもう一度チャレンジしてみよう。やっぱり好きなことを仕事にしよう」と再挑戦することにしたんです。

ただ、厳しい現実を知りました。中途採用では、未経験はなかなか受け入れてもらえなかったのです。

ゲーム会社でも様々なジャンルがあるので、幅を広げてモバイルゲーム業界にも応募。「ゲームの作り手になりたい」と思っていたので、プランナー職を狙っていたんですが、面接で感触が良くても提案される職種は総務や人事など事務系ばかりでした。プランナーの経験がないことが、ネックになっていたんですね。

やっぱり難しいのかなとあきらめかけようとした時、今の職場であるDeNA Games Tokyoに出会いました。「未経験でも大丈夫。ゲームが好きなことが一番大事」と熱意を買ってもらい、採用が決定!「ようやくプランナーとして新しいスタートを切ることができる!」と胸が躍りました。職場には、前職がゲーム業界ではない、異業種の社員も多いと聞いてちょっと安心しました。「前職は公務員だった人もいる」と聞いて驚きましたね。そして2017年11月。無事に入社を果たし、プランナーとしての仕事が始まりました。

入社5カ月で人気タイトルのプロデューサーに!

配属されたのは、“カワイイを育てる”をテーマに誕生したタイトルの運営チームでした。このタイトルは、アイテムを組み合わせて自分だけの飾り付けを楽しむゲームで、毎月、新しいアイテムが手に入るイベントを開催しています。イベントでは、たとえば8月でしたら、夏を感じる涼しげなイベントを考案したり、12月でしたら、クリスマスをテーマにしたイベントにしたりと、季節感を大切にしつつ、ゲーム内だからこそ出来る自由な表現で、カワイさを演出しています。
 
また、自由な発想で企画することも。去年の11月は、占いとスチームパンクをテーマにして、アイテムにタロットや歯車のデザインを加えるなど、ミステリアスで遊び心あふれる世界観を打ち出してみました。

こうしてプレイヤーさんがアッと驚くようなイベントを毎月企画し、その企画に沿って架空のアイテムを考えたり、デザインや背景画像などを作ったりしていくのが運営チームの主な仕事になります。

実は11月に配属されて5カ月後の、翌年4月にチームのプロデューサーに抜擢されたんです。チームのトップに立つことは今までにない挑戦であり、少なからずプレッシャーも感じていました。ただ、前任者の先輩が、「ゲーム企画運営の初心者の私でも進めやすいように」と、丁寧に引き継ぎしてくれたので安心して引き受けることができました。プロデューサーに就任した後は、制作過程や会議の見直しなどをはかり、スムーズに業務が進められるように工夫しました。

ところが、私がプロデューサーになった4月。思わぬ出来事が起こったのです。

プロデューサーになった途端、反響がダウン。洗礼を受けた

なんとその月の反響が一気に落ちてしまったんです。しかも翌月の5月も……。

私が責任者になるのを機に、これまでとデザインや色味を多少変えたことにより、今まで長い間、そのデザインに慣れ親しんでくれていたプレイヤーさんが微妙に違いを感じたことが原因でした。アンケート結果でも、「このアイテムは欲しくない」の回答が多く、愕然としました。

「このままではマズい、なんとかしなければ!」と思い、過去10年分のアイテムをすべて見て、「どこをどう活かせばいいのか? どこを改善したらより気に入ってもらえるのか?」など、徹底分析。デコレーションを担当する先輩社員やチームメンバーに相談し、フィードバックをもらったり、ブレストをお願いしたりして、ブラッシュアップしていきました。その成果もあってか、6月以降は反響も徐々に回復。責任者になって一年近く経った今、新たなファンもつき、好調が続くようになりました。

プレイヤーさんは30~50代の女性が中心なのですが、その年代の方がどんなものをかわいいと思うのか?自社の過去のアイテムのみならず、他社のデコゲームをリサーチしたり、街を歩いて流行りの雑貨店やテーマパークのかわいいグッズなどを見て回ったりしています。

毎回、アンケートをとっているので、「このアイテムはかわいかった」とか「これは良くなかった」などと、生の声を聞けるのもこの仕事のいいところです。

ゲームの機能の部分でもっと使いやすくできないかと思い、新たな機能を追加したことがあったんですが、「これ、ずっと待っていた機能なんだよね!」とプレイヤーさんからコメントが来た時は、すごくうれしかったです。プレイヤーさんの意見を参考に改良したり、新たなアイデアを加えたり。磨いた分だけ、反響も上がるし、その喜びが直接自分たちのもとに返ってくる。それもゲーム企画の仕事の醍醐味だと思います。

リーダーとして、「“はったり”でもいいから言い切る!」

職場ではいろんなリーダーのタイプがいると思いますが、私自身は強いリーダーシップで皆を引っ張っていくというより、一人ひとりのメンバーの意見を吸い上げてまとめていくタイプだと思います。

メンバーにはプランナー、デザイナー、エンジニアなどそれぞれの分野で経験豊富なプロフェッショナルも多く、むしろ頼りになるスタッフばかり。私がトップダウンで進めるというより、個々の得意分野やアイデアを引き出しながら、メンバーで一緒に作り上げていくほうが皆のやる気もアップするし、成果も上がるのかなと思います。そういう意味で、誰もが意見を言いやすい雰囲気、風通しのいい雰囲気づくりは心がけるようにしています

小さなことかもしれませんが、どんなことでも「しっかりと言い切ること」も気を付けているポイントです。責任者とはいえ、いつも自分の決定に自信があるわけじゃありません。でも、もしトップが不安な様子を見せたり、迷っていたりしたら、メンバーも動揺してしまうと思うのです。極端な表現かもしれませんが、“はったり”でもいいから言い切る。そうすることで自分自身も腹が決まり、皆が同じベクトルを向いてくれるのではないかと思っています。

チームメンバーや社員同士も仲が良くて、忘年会のシーズンは週に3回も飲みに行ったり、週末に遊びに行ったりすることもあります。仕事もそうですが、仲間との触れ合いもとても楽しいですね。

プライベートでは2年前に結婚をして、夫婦2人暮らしだったのですが、最近猫を飼い始めました。足が短いマンチカンという種類の猫で、名前は「こんぶ」。私が海藻が好きで本当は「めかぶ」にしたかったんですけど、めかぶより、こんぶのほうが響きがかわいいなって。自宅に帰ると玄関まで迎えに来てくれて、仕事の疲れも吹っ飛びます(笑)。出産後も働き続けている社員も多いので、今後もし出産したとしても安心して働けそうです。この先も変わらず、楽しく働いている姿が思い浮かびます。
 
今年、初めてプロデューサーとして担当したタイトルが10周年を迎えるんです。そこに向けてもっと盛り上げていこうと、私もメンバーも燃えているところです。チームの目標に「新鮮さを目指そう!」と掲げているので、常に新たな挑戦をしながら、このタイトルをさらにメジャーにしていくのが今の夢です。

編集後記

「華奢でなんてかわいらしい人なのだろう!」というのが第一印象でした。それが、数十人のチームメンバーを率いるプロデューサーと聞いて、そのギャップに衝撃が!でも、お話を聞いていくうちに、ナチュラルな中にも堂々とした落ち着きとリーダーとしての強さが垣間見え、未経験でありながら、たった5カ月で責任者に抜擢される理由がわかりました。

お仕事も職場の雰囲気もとっても楽しそうでうらやましい限り!こんな会社だったら入りたいと思ってしまうほど、いい空気が流れていました。飼い猫のこんぶちゃんの存在も気になりますが、これからもオンオフともに存分にエンジョイされてください☆

取材・文/伯耆原良子

株式会社DeNA Games Tokyo
DeNA Games Tokyoは「ゲーム運営の力で、日常にいろどりを添える。」をミッションに掲げ、アプリ・ブラウザゲームの運営に特化したDeNAの100%子会社として2015年に設立。DeNAが数十本以上のゲーム運営から得たノウハウを継承・昇華し、ゲーム運営のプロフェッショナルとして「プレイヤーファースト」を心がけたゲーム運営を行う。

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