【BizGenic】#17 洲崎智子さん / デザイナー(アソシエイトマネージャー)

【BizGenic】#17 洲崎智子さん / デザイナー(アソシエイトマネージャー)

自分らしくイキイキと働く人の姿は、誰の目にも魅力的に映ります。『BizGenic』(ビズジェニック)は、そんな働くことを楽しむ女性にフォーカスしたインタビュー企画です。彼女らの仕事に対する姿勢やプライベートの楽しみ方、元気の源は一体どこにあるのかを探ります!


BizGenic プロフィール #17

ファンプレックス株式会社
洲崎智子(すざき・ともこ)さん

美術系の大学を卒業後、雑誌の制作会社に入社。DTPデザイナーとして、ファッション誌などの誌面を作る。その後も制作会社でDTPデザインの仕事を経験し、楽天に入社。約6年間広告制作の経験を積み、新たなステージに進みたいと、転職を決意。以前から希望していたゲーム会社の選考に挑み、2014年グリー株式会社に入社。2016年にはファンプレックス株式会社に出向し、デザイン部門における移管や受託業務の推進、コーポレートブランディングなど、様々な仕事に従事し、活躍の場を広げている。

紙媒体からネット、そして憧れだったゲームの世界へ

父の影響で子どもの頃から、ゲームが大好きでした。ちょっと世代がバレてしまうかもしれませんが(笑)、家にあったファミコンや、買ってもらったゲームボーイでよく遊んでいました。将来的にはゲームのデザインなどの仕事に就けたらいいなと思い、美術系の大学に進んだのですが、就職活動で全滅……。ゲーム会社に入るという希望は、とうとう叶いませんでした。

大学卒業後は、雑誌の制作会社に入り、誌面を作るDTPデザインの仕事をするようになりました。ファッション雑誌を作ることが多かったですが、ライターさんが書いたテキストをページに流し込んだり、洋服やバッグ、小物などの写真を切り抜いて貼り付けたりと、細かい作業を夢中で行っていましたね。締め切り前は深夜になることも多く、その上、実家から会社まで1時間以上かけて通っていたため、帰れない日もしょっちゅう。体力的に続けることが難しくなり、転職することにしました。

その後も、別の会社でDTPデザインの仕事を経験しましたが、紙媒体からネットの世界に行きたいと思い、楽天に転職。入社後は、楽天市場に出店するショップの広告制作を担当することになりました。どういう広告を作ったら、店舗の売り上げがどのぐらい伸びるのか?数字を意識しながら、商品の見せ方や文言、レイアウトを作っていく経験は初めてで、新鮮に感じましたし、大きな学びになりましたね。

約6年経験を積んだ後、一度はダメだったゲーム会社に再び挑戦することに。業界未経験からのチャレンジなので不安も多かったのですが、転職活動を始めてみると想像以上の結果に驚きました。

自分が何に向いているのか? 仕事をする中でわかった

転職エージェントを通して、ゲーム会社を複数紹介してもらったところ、意外にもデザイナー職で内定をいくつかいただいたんです。そのうちの1社であるグリーが、これまで培った経験・スキルが最も活かせそうで、なおかつ自分が働くイメージや将来像が描けたので、入社を決意しました。憧れのゲーム会社への就職……。ここにたどり着くまで長い時間はかかりましたが、新卒時代から様々な業界で積み重ねてきた経験が、望む結果につながったのかなと思います。

グリーでの主な業務は、デザイン領域における“ディレクター的な役割”を担当していました。ゲームを作る際には、登場するキャラクターやアイテム、背景など、膨大な数の絵が必要となるんですが、社内にいるデザイナーだけでは制作が追いつかない場合があるため、外部の会社に依頼する必要があります。どのような絵をいつまでに、いくらで描いていただけるのか?予算の上限もあるため、金額の交渉をしたり、依頼後のスケジュール管理をしたりと、プロジェクトの進行管理をメインに携わっていました。

そうした外部との交渉や制作のマネジメントをしていくうちに、自分でデザインをするよりも、デザイナーがスムーズに仕事ができるようにサポートするほうが合っているし、自分の力を活かせると思ったんです。

そう思ったひとつに、現場でプロのデザイナーの技術を目の当たりにして、「到底かなわない」と思ったことも大きいです。彼らは天性のアーティストであり、私がその位置を目指すのは違うなと気づいたから……。自分が向いている仕事や活かせる場を見つけることができたことは、私にとって収穫でしたね。

優秀なデザイナーの活躍の場を広げ、結果を生み出したい!

その後、2016年にグリーからファンプレックスに出向して、ゲーム運営に特化した事業に携わるようになり、複数の移管を経験しました。移管業務の主な内容は、移管元の企業様に一定期間赴いて、開発環境や運営体制、目標や認識のすり合わせなどをしっかりと行うところから始まります。企業様がどのようなフローや予算で運営しているのかをしっかりと調査し、より良い運営をしていくための方法を探っていくことは難易度の高い業務にはなりますが、とてもやりがいのある仕事です。
そして移管体制が完成したら、数か月間先方へ常駐し、当社への移管作業を行うわけなのですが、ここ数年でゲームの技術はめまぐるしく進化していまして。変化のスピードも速いうえ、ファンプレックスが移管するゲームジャンルは様々なので、大変ではありますがその分成長できる環境だと思います。幅広いノウハウと常に最新の技術を身に付け、対応力を上げていくのが目下の課題ですね。

他にも、最近では新たに取り組んでいることがあるんです。
ファンプレックスのデザイナーは担当タイトルのチームの他に、全員が「デザイン部」という横断的な組織に所属をしているのですが、デザイン部の新たな試みとして、デザイン部門における受託業務を行っています。

はじめた背景として、前々から「デザイン部で事業貢献できる取り組みは何かないか?」とずっと悩んでいたんですよね。
デザイナーの仕事って、どれだけクオリティの高いものや芸術性の高いものを作っても、それが目に見えて数字に反映されるかというと、そうではありません。なかなか評価されにくい部門とも言えるんですね。でも、部内には優秀なデザイナーがたくさんいるので、もっと幅広い世界で彼らのスキルが活かせないか?その高いスキルによって、事業貢献できることはないか?と本格的に考えるようになったんです。

そんな中でデザイン受託業務をはじめようと思ったきっかけは、外部の制作会社の方から「こういうスキルをもったデザイナーさんを探してるんですが、どなたかご紹介いただけませんか?」というご相談をよくお伺いしていたから。「だったら、優秀なデザイナーが多いファンプレックスのデザイン部で仕事を引き受けたらいいのでは?」と思ったんですよね。それからやる気に火がつき、本格的に始動すべく上司に掛け合って、外部の会社に営業に行かせてもらえるようになりました。

周りの人が才能を発揮し、楽しく働く姿を見るのが喜び

その後、デザイナーたちのポートフォリオを自ら作り、「ファンプレックスにはこんなスキルや実績があるデザイナーが揃っています!」と営業先にアピール。もちろん、デザイナーたちも他の仕事を抱えているので、一人ひとりの予定を把握しながら、「この期間でしたら、〇〇が動けます!」と、スケジュール調整も行っています。

グリーの時もそうでしたが、デザイナーたちの活躍の場を広げたり、サポートをするのがやっぱり好きなんだなって。彼らが才能を思う存分発揮して、楽しそうに働いている姿を見ると、この上ない喜びを感じるんです。

素晴らしい才能が世の中でちゃんと評価されるように、しっかりと売り上げとして結果を得られるように、システムを形づくっていくことは今後も力を入れて取り組んでいきたいなと思っています。一見、おっとりしているように見られるんですが、性格的には結構、アグレッシブなほうかもしれません(笑)。「これがやりたい!」と思ったら、上司に掛け合って、なんとか実現できるように突進していくタイプです。でも、それが叶えられるのは、私の想いに耳を傾けてくれる上司やメンバーがいるからこそ。周りの人に恵まれているなと感じますね。

仕事のリフレッシュは、お酒を飲むことと、ジムで汗を流すこと! 最近、ジムのプログラムで、度々ピラティスに参加するようになって。腹筋をキープするのがものすごくキツイんですが、終わった後は体も頭もスッキリします。そして、社内のメンバーや友人たちとの飲み会も楽しくて、心に元気を与えてくれています。「また明日から、仕事頑張ろう!」と、日々の活力になってくれていますね。

編集後記

とっても気さくで、見た目もキュートな洲崎さん。その可愛らしい外見からは想像できないほど、ガッツと根性のある方でした。
周りの人のために一肌脱ぐ、潔さと行動力にあふれ、女性ながら“男気”も感じるほど。お酒もめっぽう強いそうで、「洲崎さんに付いていきたい!」と思ってしまいました。
ご自身は、「誰かのサポートをすることが向いていて、秘書タイプ」とおっしゃっていましたが、サポートはもちろん、先頭に立って引っ張っていく推進力もお持ちのように見えました。

ちなみに最後の写真に写っている、素敵な「funplex」の社名ロゴは、洲崎さんがデザインされたそう。才能豊かな洲崎さんの今後の活躍ぶりをずっと追っていきたい!

取材・文/伯耆原良子

ファンプレックス株式会社
ファンプレックス株式会社は、ソーシャルゲームのパイオニアであり業界最大級のプラットフォーマーでもあるグリー株式会社が長年培ったゲーム運営のノウハウを結集し、2015年に運営特化型の企業として誕生。高度な「開発」技術に加えて、お客様の反応を見ながらゲームを作り上げていく「運営」の双方が求められるモバイルゲーム市場において、楽しみにしてくださるお客様に対してサービスを1日でも長く届けることを使命にゲーム運営を行う。

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