「前の恋人の方が良かった」と比較する発言
喧嘩した時につい口を滑らせてしまい、「前の恋人の方が良かった」という言葉をぶつけてしまう人がいます。
発言した本人は本気でそう思っているのではなく、つい軽い気持ちで発言したのかもしれません。しかし、言われた方からしてみれば、前の恋人と比べられるというのは相当の屈辱なのです。
他人と比較すること自体失礼な行為ですが、ましてや前の恋人と比較するような発言は決してしてはいけません。パートナーの過去の恋愛は特にセンシティブなテーマです。
おそらく誰もが相手の元彼女(彼氏)の存在は気になっているはずです。純粋な興味もあれば、嫉妬や劣等感といった感情も混ざっています。
「パートナーの歴代の恋人の中で一番になりたい」、そう思って日々努力している人も多い中、過去の恋人を持ち出して比較することは、相手の心の奥底に抱えている劣等感や嫉妬心を強く刺激してしまうのです。
店員への高圧的な発言全般
恋人に対してはどのような人でも基本的に紳士的に振舞おうとしますから、たとえ距離感が近い恋人関係でも意外と相手の本当の姿は見えにくいものです。その人の本性は第三者と接する時、特に立場が弱い人、利害関係がない人にどのような態度を取るかでわかるとされています。
そのことを理解している人は、目の前のパートナーが他者に対してどう振る舞うかもしっかりと見ているものなのです。例えば、デートでレストランに入ったものの、注文した料理がなかなか来ない時、貴方はどのような対応をしていますか。
店員を呼び出し提供を急かす、文句を言うような振る舞いを普段からしているのなら要注意です。恋人はその様子を見逃すことなく観察しているかもしれません。そして内心では相手への信頼や株が大暴落していることでしょう。
日頃は丁寧な振る舞いをしている人ほど、そのギャップも大きくなります。「その場だけのやりとりだから気を遣わなくても構わない」、このような甘い考え方がある人ほど店員に失礼な発言をしてしまいます。
そしてこの気の緩みが、恋人の目には、相手によって態度を変える信用ならない人に映ってしまうのです。
その一言が破局の決め手になってしまうかも
友人でも恋人でも、あらゆる人間関係のベースには信頼や尊敬がなければいけません。過去積み重ねてきた信頼の度合い、いわゆる信頼貯金はその時の振る舞いによって増減します。
失礼な発言をするたびに信頼貯金の残高は減少していき、ゼロになってしまえば破局を迎えてしまいます。積み重ねるのは大変ですが無くなるのは一瞬なので、たとえどんなに親密な間柄でも、日頃の発言には細心の注意を払うようにしたいですね。