【書評】社会人として最低限の知識を身につける『今さら聞けない仕事の超基本』

【書評】社会人として最低限の知識を身につける『今さら聞けない仕事の超基本』

ビジネスシーンでは様々な価値観の人が、お互い尊重し合って仕事をしています。その中で相手との”潤滑油”となる重要なものがあります。それが「マナー」と「基本」です。マナーがあると相手との距離が縮まり、大きな成果を上げられます。仕事の基本があれば、目上の人から一目置かれる存在になれます。そこで今日は、ビジネスの基本とマナーについて、わかりやすくまとめた本をご紹介いたします。


著者・あらすじ

石川和男

建設会社総務部長、大学講師、セミナー講師、税理士、時間管理コンサルタントなど、5つの顔を持つ。

宮本ゆみ子

コミュニケーションコンサルタント。元FM石川アナウンサー。数々の雑誌に経営者からアスリート、アイドルに至るまで幅広くインタビュー記事を執筆。

あらすじ

タイムマネジメントのスペシャリストとコミュニケーションコンサルタントが、「ビジネスマナー」と「仕事の基本」についてまとめます。「身だしなみ」「言葉遣い」「文書」「人間関係」など、働く人にとって必要不可欠なノウハウを解説します。

1. なぜ“マナー”が必要なの?

そもそもビジネスシーンにおいて、なぜマナーが必要なのでしょうか?その答えは、4つあります。1つ目は「相手への思いやり」です。ビジネスシーンは多様な価値観を持つ人々がお互いを尊重しながら仕事を進めます。相手への思いやりをマナーで表現することで気持ちよく仕事ができます。2つ目は、「効率を上げる」です。ビジネスマナーがあれば、意思疎通ができるので、確認不足や小さなミスが軽減します。

3つ目は、「安全な業務の遂行」です。ビジネスマナーがあると仕事環境を整理整頓することができるので、職場のケガや事故を防ぐことができます。4つ目は「気持ちよく働く」です。ビジネスマナーがあれば、相手に好印象を与えることができます。相手にいい評価を与えることができるので、お互い気持ちよく働くことができます。このように、マナーという一定のルールがあると、スムーズに仕事をすることができるので、ビジネスシーンにとってマナーは必要不可欠なのです。

2. ビジネスの基本“言葉づかい”

ビジネスの世界で敬語を使うことは当たり前のことですが、敬語以外にも相手を尊重する表現があります。これを知っていると知らないとでは、相手に与える印象が大きく変わってきます。例えば、「名前の呼び方」です。社内では、役職のついている人は役職名で、役職のついていない人は「さん」付けで呼びます。社外の人に言う場合は、呼び捨てにします。役職のついている人は「役職名+呼び捨て」が常識とされています。

他にも、社内外で使い分ける用語として、「会社」は社外であれば「御社」。社内であれば「当社」。「訪問」は社外であれば、「ご来社、お立ち寄り、お越し」。社内であれば「参上、ご訪問、お伺い」。「文書」は社外であれば、「ご書面、貴信、貴書」。社内であれば「書面、書中、弊書」と表現します。他にも「ら」抜き言葉や、若者言葉、曖昧な言葉など、ビジネスシーンに相応しくない表現に気をつけるだけで、相手に与える印象は格段にアップするのです。

3. ビジネスの基本“文書”

会社の信頼に関わる“ビジネス文書”。その目的は、簡潔かつ正確に事実を伝えることと著者は述べます。まずは、ビジネス文書にどんな“役割”があるのか見ていきます。ビジネス文書には、「記録を残す」「組織としての公式な意思表示」「定型なので作成しやすく、伝わりやすい」「正確に伝わる」の4つの役割があります。「記録を残す」とは、どんなやりとりをし、どんな結論にいたったかを正確に記すことで、関係者へ正確に伝えることができます。

「組織としての公式な意思表示」とは、文書にすることで責任が伴い、組織としての正式な表明となります。「定型なので作成しやすく、伝わりやすい」とは、一定の形式やルールがあるので、作成も効率的で相手に伝わりやすいということです。「正確に伝わる」とは、文書にすることで、言い間違いや聞き間違いの発生を防ぎます。第三者に対し、正確に伝えることができます。

まとめ

著者曰く、マナーの神髄は「思いやり」と述べています。どんなに形式を重んじても、そこに「思いやり」がなければ意味がありません。目の前の人が、どう感じるかがすべてなのです。これらを踏まえながら、基本的なマナーと基本的な仕事のやり方を身につけることで、他者と一歩抜きん出る存在になれるのです。

MinSuku
U29JOB
Recruit2020



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