【BizGenic】#25 黒柳洋子さん / セールス&マーケティング チーフマネージャー

【BizGenic】#25 黒柳洋子さん / セールス&マーケティング チーフマネージャー

自分らしくイキイキと働く人の姿は、誰の目にも魅力的に映ります。『BizGenic』(ビズジェニック)は、そんな働くことを楽しむ女性にフォーカスしたインタビュー企画です。彼女らの仕事に対する姿勢やプライベートの楽しみ方、元気の源は一体どこにあるのかを探ります!


BizGenic プロフィール #25

株式会社趣味なび
黒柳洋子(くろやなぎ・ようこ)さん

大学卒業後、大手印刷会社に入社。営業や販促企画の仕事を13年経験した後、通販会社に転職。1年半の勤務の後、趣味や学びの教室を探す検索サービスを運営する、趣味なびに転職。2018年8月に入社以来、B to Bのプロモーション事業を担当し、全国の教室や先生のネットワークを活用した販促の企画提案や地方創生のためのPRイベントなどを手がける。プライベートでは一男一女の母。子育てママとしての「生活者の視点」を仕事に活かす。会社の「趣味休暇」の制度を利用し、クラフトや発酵食づくり、フラダンスなど様々なレッスンを受講。自身も趣味や生きがい探しを続行中!

社会のために役立っているという手ごたえを感じたかった

趣味なびとの出会いは、今から5年ほど前。新卒で入った大手の印刷会社で、販促企画の仕事をしていた時に趣味なびと取引をすることになり、「面白い事業をしている会社だな」とずっと気になっていました。

その後も印刷会社で働き続けましたが、入社して13年が経った頃、だんだんと「このままでいいのか?」と迷いが生じ……。自分の手がけた仕事がクライアントだけではなく、「もっと社会のために直接的に役立っている」という手ごたえが欲しいと思うようになったんです。

その後、自然と環境に配慮した商品を扱う通販会社に転職しましたが、1年半ほど働いてみて、「次は“もの”ではなく、“ひと”を支援する仕事にシフトしたい」と強く感じるように。以前から気になっていた趣味なびだったら、自分のやりたいことができるかもしれないと思い、応募することを決意しました。

代表とは前々から面識があったため、直接代表に連絡を取って、「今、採用していますか?」とアプローチすると、「お話しましょうか?」と快く面談を受け入れてくれました。そこからとんとん拍子に採用が決まり、2018年の8月に入社することになりました。

趣味なびが、どんな事業を行っているか会社かというと……。

「『趣味』と『まなび』を通じて、世の中の生きがいづくりを応援する」という理念のもと、主に2つの柱で事業を行っています。そのひとつが、習い事の教室や先生たちを支援する事業です。全国16,000以上の教室やワークショップなどの体験の情報を弊社が運営する「趣味なび」サイトにて無料で掲載。教える・伝える側の「先生」「主催者」と、習い事を探している「参加者」のマッチングサービスを行っています。

もうひとつが、「趣味なび」でつながっている全国の教室や先生たちのネットワークを活用したB to Bのプロモーション事業です。私は前職で販促企画の仕事を経験してきたこともあり、入社以来後者のプロモーション事業の部門で働いています。

相手が望むものに、ちょっとプラスの価値を提供

「趣味なび」に掲載されている教室や体験は、たとえばフラダンスやヨガ、書道、クラフトなど多岐に渡り、それぞれの先生を中心にコミュニティが形成されています。そのコミュニティの志向に合った商品やサービスを“インフルエンサー”とも言える先生から生徒さんに直接プロモーションしていただくことで、生活者の方々に広く届けることができる。そのようなプロモーションの企画提案と実行を企業や代理店に向けて行っています。

その施策のひとつが、「教室おみやげパック」というものです。クライアントがプロモーションしたい商品をサンプリングとして先生にお配りし、レッスン時に生徒さんに手渡ししていただくことで商品の良さを知ってもらうという仕組みです。生徒さんにとって憧れの存在であり、信頼している先生から直接紹介されることで、商品の魅力が伝わりやすくなるという利点があるんですね。

この「教室おみやげパック」は、生徒さんの好みに合うようなサンプルがあれば、先生自身がその商品のモニターに応募する、という流れになっています。もちろんサンプルは無料で、レッスン時のお土産として配ることができるため、生徒さんの満足度が上がるという嬉しい効果が。

サンプル商品をきっかけに生徒さん同士の会話が弾んだり、「企業からモニターを頼まれるような影響力のある先生なのね!」とますます信頼度が高まったりと、先生にとってメリットが大きいのも事実です。

企業や代理店、そして先生、生徒さんと、三者に喜んでもらえる形なので、我ながら「皆がハッピーになる、いい仕組みだな」と。実際にクライアントからも高い評価をいただき、ご契約も多数いただいています。

私自身、仕事をする上で心がけているのは、「クライアントが抱える課題の本質を見極めること」です。たとえば、先方から「商品のサンプリングをしたい」と依頼されても、そのままお引き受けするのではなく、クライアントの販促の課題がどこにあるのか、詳しくヒアリングをします。その上で、サンプリングするよりも、体験内容をSNS投稿やアンケートなどで可視化させ、広く周知させるほうが本質的な解決になると思ったら、そのようにご提案します。

また、相手が望むものにちょっとプラスの価値を提供するのも、心がけていることのひとつです。クライアントがユーザー向けに作成した書類で気になるところがあれば、勝手ながら改善案をお出しすることもあります。業務範囲を多少越えることでも、「自分にできることがあればやる」というスタンスは常に大事にしているかもしれません。

そうしていく中で、徐々に信頼関係が生まれ、先方が判断に迷った時に「どうすればいいと思う?」と相談されたり、「黒柳さんだからこそ、判断をお任せしたい」と言われることも。自分のことを単なる取引先ではなく、「パートナー」として認めてくれたんだなと嬉しくなりますね。

地方創生や人と人とが集う場づくりをすることが喜び

この仕事のほかにも、力を注いでいるプロジェクトがあります。

それは、地域を活性化するためのリブランディングの仕事です。たとえば、地域を盛り上げたいと考えている地元企業や行政とともに、その地域のPRとなるようなイベントや様々な仕掛けを企画します。趣味なびは、様々な分野で活躍する先生とのつながりが数多くあるので、イベントに講師として登壇いただいたり、普段のレッスンの中で生徒さんに地方の魅力をPRしていただいたりと、地方創生の一役を担う事業にも力を入れています。

最近関わった大きなイベントに、サッポロ不動産開発様と講談社の雑誌『FRaU』様で共同開発した「ソーシャルウェルネス」を体感できるイベント、「EBISU UPDATE PROJECT(恵比寿アップデ ートプロジェクト)」があります。

持続可能な開発目標 「SDGs」や、地球環境や人、社会に配慮した「エシカル」という考え方を毎日の暮らしに心地よい形で取り入れるためには? そうした新しいライフスタイルのあり方を「恵比寿」という大人の洗練された街から発信していこうというのが、今回の企画の目的です。

そのイベントの第二部に行われるワークショップの企画運営を私たちのチームで担当することになり、イベントのテーマに沿った内容を教えてくださる5名の先生方を選び、登壇いただきました。

たとえば、毎日の料理で出る「野菜くず」を使って出汁を作る「ベジブロス」の作り方講座であったり、風呂敷でおしゃれなバッグを作る、「風呂敷包み」講座であったり。自分自身も楽しくて社会や地球のためにもなるという、実践的なワークショップが参加者の方に大好評で、実り多いイベントとなりました。

こうして趣味なびの全国ネットワークを活かしながら、地域の活性化につながるイベントを企画したり、人と人とが集う場づくりをするのがとても楽しいんです。最初の会社を辞める時に思っていた「社会のために直接役に立つ仕事がしたい」という夢が今、現実になりつつあるなと感じています。実は東北や九州からも依頼のお話をいただいていて、「この流れがさらに全国に広がっていくのでは?」とワクワクしています。

一人ひとりが「生きがい」を持つ。そんな世の中をつくりたい

プライベートでは小学3年生の息子と5歳の娘がいて、今まさに子育て真っ最中ですが、会社がリモートワークや直行直帰がOKなのでとても働きやすいです。その日に行う仕事内容やタスクを伝えておけば、働く場所は基本的に自由です。私の場合は得意先に足を運ぶことが多いのでそのまま外出先のカフェで作業をしたり、早めに自宅に帰って終業時間の17時30分まで働きます。

始業時間も9時、9時30分、10時と社員のライフスタイルに合わせて選べるのも嬉しいですね。「明日は病院に寄りたいので10時に出勤します!」などと、急な用事がある場合も前日のお昼までに伝えれば調整可能なので、すごく助かっています。

「世の中に生きがいを広げていきたい」という思いの人たちが集まっているので、社員は前向きで積極的な人が多いです。会社の方針としても、「メンバーは全員、フラットに意見を言い合おう」というルールがあるので、「あの人の意見だから従わなきゃ……」などと、忖度(そんたく)が必要ないのもいいところです。年齢や経験、役職など上下関係を気にせず意見を言い合えるので風通しはいいですが、その分「自ら考え、発信する」という「自律」の精神は求められるのかなと思います。

会社の面白い制度として、「趣味休暇」というものがありまして。

「趣味なび」のサイトに掲載されている教室のレッスンやワークショップを月1回、有給休暇を使って受けられるんです。年次の有給休暇とは別にお休みをもらえて、なおかつ月5,000円の趣味手当も給与に上乗せされるので、社員にとってはありがたいシステムです。入社して1年になりますが、これまでにクリスマスリースづくりや発酵食づくりなど、いろんな講座に参加しました。近々、フラダンスのレッスンにも行こうと思っています。

今年は「これを身につけた!」と言えるように、毎年1つテーマを決めて極めてみようと、講座で習った発酵食を自宅でも作って楽しんでいます。甘酒と塩麴を使った発酵調味料は毎週作り置きしていて、アンチョビ入りやバジル入りなど様々なバリエーションの調味料づくりにハマっています。こうして毎年、いろんな趣味にチャレンジして、好きなことを極めていくことでいつかは何かの「先生」になれるんじゃないかなと目論んでいます(笑)。

人生100年時代と言われますが、健康な体があっても定年を迎えて暇になってしまったら、すごくもったいないですよね。人生を楽しむには、「生きがい」を持つことが大切。一人ひとりが生きがいを持って、「先生」として活躍できたら素敵だなと思うんです。そんな社会づくりに貢献できたらと思っています。

編集後記

静かに淡々とお話されながらも、内側に熱い情熱を秘めている黒柳さん。学生時代から水泳の選手として競技に出ていたそうで、アスリート魂がところどころに感じられます。でも、お話される姿も仕事に取り組まれる姿も、とっても自然体でソフト。きっと今の仕事や会社の風土がご自身にマッチしていて、いい意味で肩の力を抜いて毎日を楽しんでいらっしゃるんだろうなと感じました。

子育てと仕事、そしてたくさんの趣味を体験しながら、ご自身の一番の生きがいを見つけていく姿がまぶしいです!


取材・文/伯耆原良子

株式会社趣味なび
趣味なびは、「『趣味』と『まなび』を通じて、世の中の生きがいづくりを応援し、心豊かな社会の実現に貢献する」ことを目的に、様々な事業を展開。教室やワークショップ、レッスンを探すための検索サービス『趣味なび』の運営のほか、企業向けマーケティング支援サービス『先生発信プロモーション』などを手がける。『趣味なび』は日本全国16,000以上の教室・体験情報を掲載、習い事探しの検索サイトでは国内最大級を誇る。
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