【書評】世界の偉人が生んだ“テクノロジー”を学ぶ『世界を変えた60人の偉人たち 新しい時代を拓いたテクノロジー』

【書評】世界の偉人が生んだ“テクノロジー”を学ぶ『世界を変えた60人の偉人たち 新しい時代を拓いたテクノロジー』

連日「AI」「IoT」などの先進テクノロジーが、メディアを賑わしています。しかし、これら技術は、ある日突然生まれたわけではありません。先人の知恵と技術から、生まれたものばかりです。彼らが一体どうやって、テクノロジーの礎を築いたのでしょうか?そこで今日は、新しい時代を開拓してきた“偉人たち”がまとめられた本をご紹介いたします。


著者・あらすじ

東京電機大学

東京都足立区千住旭町に本部を置く日本の私立大学。理工系大学として「実学尊重」「技術は人なり」「学生主役」の理念を核に、技術で社会に貢献する人材を育成する大学。大学の略称は「電大」、「TDU」。

あらすじ

理工系大学として有名な「東京電機大学」が、テクノロジーを生み出した偉人について、解説します。「古代文明」から「産業革命」「現代」にいたるまで、世界を変えた人物や技術についてまとめています。

1. 世界を変えた“エネルギー革命時代のパイオニア”

「電気学の父」と称される人物がいます。それが「マイケル・ファラデー」です。 イギリスの物理学者である彼は、電流の磁気作用から電磁気回転を作る実験に成功すると、その逆作用として、1831年に「電磁誘導の法則」を発見しました。

これは、回路を通る磁束が変化すると、起電力が生じるというものです。この起電力の大きさは,磁束の変化速度に比例するという法則です。電動機、発電機、変圧器なども発明し、電気エネルギーの発展に大きく貢献しました。

アルフレッド・ノーベル

「ノーベル賞」を設立した人物として有名な「アルフレッド・ノーベル」。彼は、1867年に液体ニトログリセリンの持ち運び、取り扱いの安全化の研究に着手し、見事特許を取得します。

ノーベルが開発した「ダイナマイト」は当初、トンネル工事、土木工事に使われましたが、後に戦争兵器の大量虐殺で使われるようになります。自分の発明が兵器として使われることを遺憾に思い、巨万の財産を投じて「ノーベル賞」を設立しました。

2. 世界を変えた“エレクトロニクス時代のパイオニア”

トランジスタ、抵抗、コンデンサーなどの複雑な回路を1枚のチップに作り込んだ「半導体集積回路(IC)」。このICを発明したのが、「ロバート・ノートン・ノイス」です。

彼は、「ムーアの法則」で有名な、ゴードン・ムーアと共に「インテル」を創業します。コンピューター、デジタル機器の主要技術となるICを開発したことで、コンピューター時代の礎を築きました。彼の成功は、次世代の起業家たち(スティーブ・ジョブズなど)にとっては、師であり目標だったと言われています。

世界初のコンピューターを発明したことで有名な「ジョン・エッカート」と「ジョン・モークリー」。米国のコンピューター技術者である彼らは、第二次世界大戦での大砲の弾道計算を目的とした「電子式数値積分コンピューター」、「ENIAC」を生み出します。

1秒で5000回の加算が可能で、人の手では7時間もかかった計算を、わずか3秒で実現します。この「ENIAC」は、弾道計算のほかに、天気予報、原子核反応などの計算にも適用しました。

3. 世界を変えた“パーソナル時代のパイオニア”

現代のビジネスシーンに、なくてはならない道具として「パソコン」があります。パソコン生みの親「パソコンの父」と称される人物、それが「アラン・カーティス・ケイ」です。

それまで、コンピューターは、巨大で高価、人の手がなくては起動しない代物でした。ケイは「コンピューターの部品はすべてディスプレイのサイズに収まり、1000ドルで買える。それは人間の知的活動を支援するパーソナルなメディアであるべき」というビジョンを打ち出し、1973年に「アルト」というパソコンを開発しました。パソコン時代の礎を築き上げたのです。

ビジネスマンであれば、「知らない人はいない」といっても過言ではない、アップルの創業者「スティーブ・ジョブズ」。20歳の時、自宅で会社を立ち上げ、アップルⅡ、Mackintoshを生み出します。

経営不振により、自分の立ち上げた会社から去るも見事返り咲き、1997年CEOとして復帰します。その後、「iMac」「Mac OS X」「iPad」「iTunes」。2007年には「iPhone」2010年には「iPad」を生み出し、市場を牽引しました。人を魅了するプレゼンテーションや数々の名言を残し、「伝説のカリスマ」として、語り継がれています。

まとめ

今日ご紹介した人物「スティーブ・ジョブズ」は、「ハングリーであれ、愚か者であれ」という名言を残しました。世界を変えるような発明をするには、非常識な行動で周囲から「愚か者」と言われても「ハングリー」でいられるような人物です。彼らから、テクノロジーを学ぶことはもちろん、思考やメンタリティを学ぶことも重要です。

MinSuku
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