バランスボールとは何?
バランスボールは、ジムによく置かれている大きなボール。座ってバランスをとったり寝転んで体幹を鍛えたり、あらゆる使い方ができるエクササイズ用のボールです。
バランスボールは普段使用しない筋肉を使うため、体の歪みを改善する効果が期待できます。ダイエットや健康維持などに使っている人もいて、ボールの直径は55cm~75cmなど、体の大きさに合わせて選べます。
空気が中に入っているので、体幹をしっかりとさせないと座っていられないのがバランスボールの特徴。この不安定感を活かして、あらゆる筋トレを行うことが目的です。スポーツ用品専門店やオンラインなどで、1500円前後で購入できます。
バランスボールを椅子にする際の選び方
バランスボールはあらゆるサイズや色、素材がありますので、椅子として使う場合にはいくつかの注意点を知っておくと安心です。
まずサイズですが、デスクの高さとのバランスがありますので、バランスボールが低すぎてパソコンが見えないのでは困りますよね。
また高すぎて、爪先がやっと床にタッチできるようでも、不安定で仕事にならないでしょう。バランスボールの目安ですが、身長が150~170cmなら直径55cm、それより身長が高い場合は65cmなど。
購入する際は実際に座り、膝が直角に曲がる程度の直径サイズを選んでください。またバランスボールを椅子にすると、徐々に中の空気が抜けていきます。
すると椅子の高さや座り心地が変わってしまうので、快適に使うためには空気入れの用意も忘れないようにしましょう。ボールを購入する時は、空気がしっかりと入っている状態であることを意識してください。
転がらないための対策

オフィスで実際にバランスボールを導入している企業があるように、最近は運動不足を解消するためのアイデアが色々とあります。
仕事をする際はつい手元に夢中になり、ボールが転がってしまうケースもあるかもしれません。普通の椅子なら立ち上がっても椅子はその場にありますが、バランスボールの椅子は転がって違うところに行く可能性があります。
着席している時もコロコロと動いてしまうと、バランスを崩して落ちてしまうリスクもあります。そのような不安定な状態をなくすためには、転がり対策のリングがありますので、床に置いてリングの上にボールを乗せるのがオススメ。
オフィスで使用する際は、ビニール素材だとおもちゃのように見えるので、カバーつきのオシャレなタイプもオススメです。
バランスボールの椅子で期待できるメリット

バランスボールを椅子にする方法は、デスクに向かって背筋をピンと伸ばして作業するだけ。この際に腹筋を意識すると、さらに体幹が引き締まる可能性もあります。
また休憩時間や目が疲れた時は座ったままで両足を少し開き、上半身と足を動かさないで、腰だけを左右に振るエクササイズもできます。
同様に同じポジションで腰を前後に動かすのも、腰痛予防の効果が期待できるでしょう。バランスボールは体幹を鍛える目的がありますので、あらゆる意味でメリットが得られる可能性が高いのです。
お腹がぽっこりと出ているのが嫌な人も、バランスボールの椅子で腰回りがすっきりとするかもしれません。またバランスボースは骨盤を整える効果も期待できますので、ダイエットしやすい体型が手に入る可能性もあります。
バランスボールはデメリットもある
バランスボールの椅子は見た目は不思議かもしれませんが、健康や美容などあらゆるところでメリットが期待できます。しかしそれだけでなくデメリットもあるので、使用前にきちんと理解しておきたいですね。
まずバランスボールは場所をとるので、狭いオフィスでは使いにくいこと。また普通の椅子とは違い小回りが利かないため、振り返る、立つ、座るの動作がやりにくく感じます。
またバランスボールは両足を開いて体を固定させますので、短いスカートをはいた女性には抵抗があるでしょう。しっかりとバランスがとれるようになるまでは、バランスボールのふわふわとした感じが、船酔いしたような感覚になる場合もあります。体調が悪くなる場合は無理せず、ゆっくりと使用時間を伸ばしていくようにしてください。
まとめ
運動不足は健康のために、すぐにでも解消したいですよね。毎日仕事で時間がない人は、バランスボールの椅子を導入するだけで、毎日体が楽に感じるようになるかもしれません。