【BizGenic】#29 和田朋子さん / 取締役 管理本部長

【BizGenic】#29 和田朋子さん / 取締役 管理本部長

自分らしくイキイキと働く人の姿は、誰の目にも魅力的に映ります。『BizGenic』(ビズジェニック)は、そんな働くことを楽しむビジネスパーソンにフォーカスしたインタビュー企画です。彼らの仕事に対する姿勢やプライベートの楽しみ方、元気の源は一体どこにあるのかを探ります!


BizGenic プロフィール #29

株式会社ヒトクセ
和田朋子(わだ・ともこ)さん

東京大学経済学部卒業。2011年4月マッキンゼー東京オフィスに入社。2015年に同シカゴオフィスに移籍し、戦略、営業改革、コスト削減、買収後の組織再編など多数のプロジェクトに従事。その後、消費財メーカー・本社戦略部への出向を経て、2017年マスターカード・アドバイザーズに入社。マーケティングプロジェクト等に携わる。2018年7月、デジタル広告サービスを手がけるヒトクセに、執行役員 管理本部長として参画。現在は取締役 管理本部長として財務や経理、人事、法務など幅広くマネジメントを行う。プライベートでは2児の母として子育て真っ最中!

大手コンサルからベンチャーへ 未知の世界に胸が高鳴った

新卒で大手外資系のコンサルティングファームに入社し、6年近く勤務。その間、結婚、出産を経て、外資系カード会社のコンサルティング部門に転職、1年ほどカードデータを活用したマーケティングの事業に携わりました。

これまで私が経験してきたコンサルティングの仕事では、クライアントが大きな組織変更をしたり、中期経営計画を立てたりなど、経営の重要な局面において最善の意思決定ができるようサポートを行ってきました。いわばその会社の“経営の一大事”に携われることもあって、とてもやりがいを感じていたのですが、一方でこんな課題意識も芽生えてきたんです。

それは、コンサルタントとして関わるのは、あくまでその会社にとって一部分であるということです。たとえばメーカーであれば、商品を開発したり、製作・販売したりといった、その会社の事業を支える“日常業務”に関わることはありません。

コンサルティングの仕事を経験する中で、次第に「クライアントであるお客様が実際にどうやって事業を行っているのか?」、お客様側の立場になって仕事がしてみたいと思うように。もしこの先、コンサルタントの仕事をするにしても、一度は事業会社で経験を積みたいという想いが湧いてきたんです。

そんな時に、夫の友人である、社長の宮崎(ヒトクセ代表取締役社長・宮崎航)から偶然にもお誘いが! 「これからますます会社を成長させるために組織体制を整えていきたい。そのために力を貸してほしい」と声をかけてもらったんです。

実は、ヒトクセにはその2年前にボランティアでお手伝いをした経験があり、当時から勢いがある会社だと感じていました。社長の宮崎も取締役の長尾(取締役CTO・長尾俊)も、いい意味で起業家としての野心に満ち、当時「こんなサービスがあったら面白いね!」と言っていたものをすでに開発して世に送り出していました。その話を聞いて、「彼らならどんなに大きな夢も、きっと実現してくれるに違いない!」と私までワクワクしてきて。ぜひ一緒に働きたいと、2018年の7月に参画することになったんです。

自分で手に負えない時は、白旗を上げて助けを求める

当初、管理本部には私ともう1人、そして税務会計顧問しかいませんでしたが、全体の業務をすべて洗い出してみたところ、とても2人や3人ではできないことがわかりました。そこから新規採用で募集をかけ、1人ずつチームメンバーを増強。今では私を入れて6名の体制になりました。頼もしいメンバーが増えたことで、業務全体がスムーズに回るようになりましたね。

私自身、もともと管理本部の実務に詳しいわけではないので、わかる人、できる人に力を借りるしかありません。なるべく自分の中で仕事を抱え込まないように(といっても、ついつい抱え込んでしまいますが!)、手に負えない部分はすぐに白旗を上げてメンバーに助けを求めるようにしています。

入社した時は執行役員 管理本部長として参画。財務や経理、人事、法務、コンプライアンスなど、営業と開発以外のバックオフィス全般を見るのが主な仕事です。会社として「上場する」という目標もあるので、上場に向けた準備や体制整備なども担当業務に含まれますね。

これまで大学の経済学部で簿記を学んだり、前職のコンサルティング業界で経営戦略に携わったりした経験はあるものの、実際の経理や人事などの実務経験がないので、最初は戸惑うことも多かったです。たとえば売り上げの管理や振り込みの手配、新しく入った社員の入社手続きなど、細かい事務のやり方も既存のスタッフに一から教えてもらいながら、部全体でどんな業務が存在するのか、把握していきました。

特に今期は新卒採用に力を入れたこともあり、仕事のボリュームもだいぶ膨らみました。通常業務に加え、1日に3人ほど面接を担当することになり、かなり手一杯に。その上、子どもの保育園のお迎えがあるため、他の社員よりも早めに退社しなくてはなりません。とてもじゃありませんが、メンバーの力を借りなければ対応しきれませんでした。

自分ひとりで抱えてパンクすれば、かえって皆にも迷惑をかけてしまいます。メンバーに頼ることが、結果的に自分にも相手にとっても優しいのではないかと感じますね。

仕事をする相手はあくまで“人間” 相手に寄り添う心が大切

また、仕事をする上でもう1つ心がけていることがあります。

それは、「相手に寄り添う心を持つ」ということです。仕事をする相手は機械ではなく、“人間”です。人間である限り、体調や感情に波があり、人それぞれ受け止められる器やキャパシティも異なります。

だからこそ、相手の状況をよく見ること。

たとえば「今、〇〇さんにこういう言い方をしたら、ダメージがあるな」とか、「最近、△△さんはキツそうだから、この仕事は後でお願いしよう」とか。チームメンバーであれ、お客様であれ、相手の状況をよく見て、寄り添えるような関わり方をしたいと思っているんです。

そうしたあり方は、ともすると迅速に業務を遂行する上では非効率なことなのかもしれません。でも、せっかく自分のチームを与えてもらっているのだから、ここは自分のわがままを通させてもらおうと(笑)。自分にとっては譲れないポイントかもしれません。

ベンチャーということもあり、組織体制も経理や人事などのシステムもまだまだ完全に出来上がっておらず、一から手作りしている部分も多々あります。その手作りの部分をしっかりとシステムに落として、誰が担当しても同じようにできるようしたい。そうすればミスも手間も減り、それぞれが本来やりたい仕事にチャレンジできる余裕が生まれると思うのです。トライ&エラーですが、早く仕組化できるようにしたいですね。

どうしたら仕事が面白くなるのか? 考える瞬間が楽しい

プライベートでは、1歳と3歳の子どもがいるので、まさに子育て真っ最中。平日は子どもたちとなかなか一緒に過ごせないので、休日に公園やショッピングモールのキッズコーナーなどに連れていって目一杯遊ぶことも多いです。子どもたちが自分でできることがちょっとずつ増えてきているので、その成長を見るのもうれしいですね。

昔からスポーツが好きで、中高大とバレーボールの部活に励んできました。社会人のバレーボールチームに所属していますが、今は子どもが小さいので練習にあまり参加できないことがフラストレーション(笑)。もう少し大きくなったら、バリバリ活動を再開したいです。

普段仕事をしていて楽しいなと感じるのは、「どうしたらもっと仕事が面白くなるのか?」を考えている瞬間です。

たとえばテレビや新聞などのニュースを見ていて、新しいビジネスの手法が紹介されていたら、「自分の仕事にも取り入れられないかな?」と考えてみたり。「この人とこういうテーマでディスカッションしたら、何か凄いものが生まれるんじゃないか?」と想像してみたり。そうやって考えている瞬間が一番ワクワクしますね。これからもアンテナを張り巡らして、「面白さの種」を発見していきたいです!

編集後記

今回取材させていただいた和田さん。輝かしいキャリアや実績がありながら、決してひけらかすことなく、むしろ謙虚すぎるほど謙虚。そのギャップに驚くとともに、魅力に惹き込まれました。

会話の端々にお茶目な一面が垣間見え、取材陣一同ファンに。一言ひとことが面白く、笑いが絶えない取材でした。チームメンバーをはじめ、社員への愛にあふれている和田さん。こういう上司のもとで働きたいと強く思いました。これからも会社の発展のために尽力されることでしょう。


取材・文/伯耆原良子

株式会社ヒトクセ
2011年に創業以来、「最先端のテクノロジーとアートで新しい広告クリエイティブの形を作る」ことを理念に、デジタル広告サービスを展開。リッチメディア広告のプラットフォーム「Smart Canvas」をはじめ、ネイティブアド配信プラットフォーム「カメレオン」やアンビエントデータを活用した動画広告サービス「FIT AD」などを運営。国内のみならず、中国、インドネシア、ベトナムなどアジアでも広告配信。今後はさらなるグローバル展開を目指す。
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