【BizGenic】#30 知井萌さん / 女子部JAPAN(・v・)企画運営・ディレクター

【BizGenic】#30 知井萌さん / 女子部JAPAN(・v・)企画運営・ディレクター

自分らしくイキイキと働く人の姿は、誰の目にも魅力的に映ります。『BizGenic』(ビズジェニック)は、そんな働くことを楽しむビジネスパーソンにフォーカスしたインタビュー企画です。彼女らの仕事に対する姿勢やプライベートの楽しみ方、元気の源は一体どこにあるのかを探ります!


BizGenic プロフィール #30

株式会社都恋堂
知井萌(ともい・めぐみ)さん

青山ファッションカレッジ卒業後、2014年にアーティストのマネジメント会社に入社。ヒップホップ・グループのマネージャーを3年近く経験。2017年に広告・出版やWebコンテンツを制作する都恋堂(とれんどう)に転職。女性のためのコミュニティ・メディア「女子部JAPAN(・v・)」の企画運営担当として、イベント企画を中心に手がける。休日は大好きなファッション系のイラストを描いて、自身のInstagramで披露!

思いがけずヒップホップ・グループのマネージャーに抜擢!

将来はファッションデザイナーになりたい!そう思い、ファッション系の専門学校で服飾のデザインを学んできました。就職活動でいざ希望のブランドを受けたところ、あえなく撃沈……。私が描いたデザイン画を見た面接官から、「うちが作っているのは一般の女性が私服で着るようなライン。君が作りたいデザインはうちの会社ではできない」と言われてしまったのです。
 
これからどうしようと途方に暮れていた時、奇跡とも思えるようなお誘いがありました。

一体、何があったのかというと……話は少し、過去にさかのぼります。

実は、物心ついた時から日本のヒップホップが大好きで、小学6年ぐらいからずっと聴き続けてきました。高校時代は、大学のように授業を選択できる学校に通っていたので、3年生の時に1年かけてヒップホップについて研究。「日本語ラップを大衆化させるために」というテーマで、卒業の課題研究レポートを書き、既定の10枚を大きく上回る、40枚ものレポートを提出しました。それほど“ヒップホップ愛”が強くて、熱い想いを持っていたんですよね。

ファッションも大好きで服飾部の部長を務め、高校卒業後はファッション系の専門学校に通いながら、都内のクラブ・恵比寿BATICAでアルバイトに励む日々。自ら日本語ラップオンリーのイベントを企画するなど、様々なジャンルのアーティストたちと一緒にライブの場を作ってきました。

ヒップホップは趣味として楽しみながら、将来はデザイナーとして活躍したいと思っていたので、就活でつまずいた時はかなりショックを受けました。そんな時に当時仲良くさせてもらっていたRHYMESTER(ライムスター)のメンバーの方から突然電話が!「よかったらマネージャーをやってみない?」とお誘いがあったのです。

RHYMESTERと言えば、ヒップホップ界の大御所であり、私が最も尊敬しているグループ。社会人経験もマネージャー経験もない私が務まるのだろうか?と怖気づきそうになりましたが、「こんなチャンスは一生に一度しか来ない!」と思い直し、お引き受けすることに。そこからマネージャーとして外部との折衝やメンバーのスケジュール管理、全国ツアーへの同行など、忙しくも充実した日々を送ってきました。

音楽業界での仕事はとても刺激的でやりがいもありましたが、時間が読めない部分もあって、身体的にだんだん追いつかなくなり……。3年近く働いてみて、この先長く続けるのは厳しいと感じ、退職を決意。事務所の社長をはじめ、お世話になったメディアの方々にもその意思をお伝えしていきました。

すると、RHYMESTERのメンバーである宇多丸さんが連載をもっている「女子部JAPAN(・v・)」の部長・小林奈巳さんから、「知井さんとはこれからも何かしらの形で一緒に仕事をしたい。よかったらウチの会社の面接を受けませんか?」とお声をかけてもらったのです。その会社というのが、「女子部JAPAN(・v・)」を運営する都恋堂(とれんどう)でした。

全国26,000人!働く女子のコミュニティ・メディアを運営

RHYMESTERのメンバーにも退職の意思と、面接受けることを伝えると、「応援してるよ!」と言ってもらって。温かい言葉にウルウルすると同時に、気が引き締まりました。

無事面接に通り、2017年の3月に都恋堂に入社しました。一時は音楽業界から完全に離れて事務職に転身しようとも思っていましたが、これまでお世話になったメディアの方たちとまた一緒に働けることが嬉しかったし、メンバーとも仕事を通してつながりを持てるので良かったなぁと。しかも、以前から好きなメディアだった「女子部JAPAN(・v・)」の仕事ができることにもワクワクしていました。

私が担当している「女子部JAPAN(・v・)」は、全国26,000人の働く女性が集うコミュニティ・メディアです。部員は30~40代が中心で、上は70代の方までいらっしゃいます。日本全国の女性たちが元気になるメディアを目指して、様々なWebコンテンツづくりやイベント企画を展開しています。

なかでも、私はイベントの企画をメインに担当。毎月3、4回、多い時で7、8回、リアルなイベントを開催しているので、コンテンツの企画立案から協賛企業へのアプローチ、告知案内、参加者への詳細連絡など幅広く行っています。

もちろん当日の運営も行うので参加者の受付を行ったり、イベント中の楽しい様子を撮影したりと大忙し。後日、撮影した写真をもとにレポート記事を作ることもあります。他にも毎月2回メルマガを発行しているので、HTMLのデザインやコーディングなども担当。とにかく「女子部JAPAN(・v・)」の企画運営にまつわるすべての業務を行っている感じでしょうか。

1年の中でも最も大がかりなイベントなのが、毎年恒例となっている「クリスマス・イブ100人女子会」。 まさしくイブの日に開催するので、100人の女性たちを一堂に集めるのはなかなか大変です。毎年告知をするとすぐに申し込んでくれる方もいれば、イブに向けて恋愛のラストパートをかけている方もいるので、20日頃になって一気に参加の申し込みが! みなさんの恋愛を応援したいのはやまやまなのですが、主催者としては直前まで参加者の人数が読めず、毎回ヒヤヒヤしますね(笑)。

根っからの裏方気質!でも、それが私らしい

女子部JAPAN(・v・)の企画メンバーで、「今年のクリスマスはどんな企画にしようか」とアイデアを出し合う時間は、とても楽しいです。去年はちょっと趣向を変えて、チアリーダーをイメージした女性スタッフの接客が話題のHOOTERS(フーターズ)で開催しました。

お客さんの95%が男性だそうですが、普段なかなか女性だけで入りづらいからこそ、敢えてその場所をセレクト。店員のHOOTERS GIRLのダンスパフォーマンスも交えて、正真正銘のにぎやかな女子会となりました。

当日は、豪華牛肉を争奪するチーム対抗の「腕相撲大会」を行ったり、今年一年の失敗話やトホホ話を披露する「やっちまった話でプレゼント大会」を行ったりと、盛りだくさんのコンテンツで参加者も大盛り上がり。今年で7年目の開催になるのですが、毎年参加してくれるファンも多いですね。

クリスマス・イブ女子会もそうですが、女子部JAPAN(・v・)のイベントは、一人での参加が多いのが特徴です。一人だと会に馴染むまでは多少心細い部分もあるため、なるべく歓談の時間を少なくして演目を増やしたり、チーム分けをして参加者同士で打ち解ける場を設けたり、ほどよくリラックスしながら交流できるよう配慮したりしています。

私自身は、相手の顔と名前を覚えるのが得意なので受付を担当することが多いですね。前回参加した方がいれば、受付で「この前、〇〇のイベントにも来られていましたよね! 今日も楽しんでいってくださいね!」などと積極的にお声をかけるようにしています。初めて来た方にも、「また女子部JAPAN(・v・)のイベントに来たい!」と思ってもらえることが大切。ホスピタリティを心がけるようにしています。

これは私の性格なのだと思いますが、マネージャーをしていた頃から、どんなにいいお仕事ができても満足できないタイプです。もちろん毎回、自分ができるベストを尽くしますが、イベントが成功に終わっても「やった~!」という達成感に浸ることがなくて、「次はあれを片付けて、その次にこれをやろう」と冷静に考えてしまうんです(笑)。

イベント中も皆が盛り上がっている中で、「何か漏れはないだろうか?」と全体に目を光らせてしまう。たぶん根っからの裏方気質なんでしょうね。でも、それが私らしいのかなと、仕事をしていく中で自分の適性に気づいていきました。

休日は自分の「好き」を発信!すると「好き」なものが入ってくる

最近、仕事の中で一番楽しいと感じているのが、パラスポーツであるボッチャのイベントです。パラスポーツを応援するメディアとのコラボで、女子部JAPAN(・v・)の中にボッチャ部を立ち上げたことをきっかけに、その面白さにハマってしまいました。毎月1回、ボッチャの体験会を自分たちで開催して、一般の大会にも参加しています。

体験会には車椅子の方も参加してくれますが、私自身、これまで身の回りに車椅子の方がいなかったこともあり、どこまでサポートしたらよいのか、最初はわからない部分も多々ありました。こちらから「このサポートは必要ですか? それとも必要ないですか?」と細かく意向をヒアリングしたところ、快く答えてくれて。「そうやって聞いてもらえると、助かります! 変に気を遣われるより、気持ち的に楽です」と言ってくださったのが、嬉しかったですね。ボッチャ自体も楽しんでくれて、「他のイベントにもぜひ参加させてください!」と言ってもらえました。

イベントを通じて参加者の方たちと心が通じ合えたり、これまで知らなかった世界に触れられたりするのがとても楽しい。これからもたくさんの人や世界とつながる場を作っていきたいですね。

休日は、友達とごはんに行ったり、おうちでお笑いライブの映像や映画を見たり、趣味の絵を描いたりしています。特にファッション系のイラストを描くのが好きで、たとえばブランドのコレクションを写真で見て、「かわいいな!」と思ったら、早速描いてInstagramにアップしています。ある時、憧れのブランドの担当者からダイレクトメッセージが来て、「公式Instagramに、あなたのイラストを載せていいですか?」と言ってもらえた時は嬉しくて、飛び上がってしまいました。

普段、仕事で「女子部JAPAN(・v・)」のメディアには携わっていますが、最近は自分自身でも「発信したい!」という気持ちが湧いてきています。自分の「好き」を発信することで心も満たされますし、「好き」なものも外部から入ってきやすくなると思うんです。先日、あるアーティストの方のTシャツとマグカップのイラストを依頼されたのもその一つかなと。当初の夢だったデザイナーの仕事も、廻りまわって近づいてきているなと感じます。

仕事もプライベートも、今、目の前にあることに全力で取り組んでいきたい。そうしていけば、自然と自分らしい道は開けるんじゃないかと思うのです。

編集後記

個性的で、素敵なファッションに身を包む、知井さん。デザイナーを目指していたとお聞きして、「なるほど!」と合点がいきました。音楽業界やクリエイティブ業界など、華やかな場所で働いている知井さんですが、ご自身は非常に実直で責任感が強く、そうした姿勢が周囲から信頼され、次のチャンスにつながっているのだなと感じました。

とにかく知井さんの描くイラストの美しさに感動!才能あふれる知井さんの将来が楽しみです。


取材・文/伯耆原良子 

株式会社都恋堂
1996年、出版物の企画編集からスタート。誌面制作で培った編集力を活かして、セールスプロモーション施策やブランディング、コンテンツ・プランニング、オウンドメディア立ち上げのプロデュースなどを展開。自社メディア「女子部JAPAN(・v・)」は、全国26,000人が登録する人気のコミュニティ・メディア。多くの女性たちと向き合ってきた経験と実績を武器に、女性向けのプロモーション施策やメディアの制作案件まで数多く手がける。

イベント情報

クリスマス・イブ100人女子会 Vol.7

日時: 2019年12月24日(火) 19:00~21:30(受付18:30~)
場所: HOOTERS 新宿西口店
会費: 3,500円 ※お料理数点と飲み放題予定
コンテンツ: ※予告なく予定が変更となる場合がございます。ご了承ください。
・肉と米を争奪!? 腕相撲トーナメント
・やっちまった話deプレゼント
・○○は誰のものに!? じゃんけん大会
・全員にクリスマスプレゼント(お土産) …他

応募について:
ログイン(初めての方は会員登録)後に、イベント詳細ページ内の「イベント応募」を押下して参加表明をしてください。

https://www.iphonejoshibu.com/12266

MinSuku
Partner Agent
U29JOB



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