紙に書き出してみる
アイデアが出ない時というのは、頭の中で鬱々と思考が堂々巡りしてしまっている状態です。頭の中が渾然としたままでは創造的なアイデアを出すことは難しく、その状態で何時間思考を巡らせても高い効果は望むことはできません。
そこで利用して欲しいテクニックとして、思考の場を頭の中から紙の上に移してみて欲しいのです。つまり、頭の中を漂う大小様々な思考を、メモ帳や手帳にひたすら書き出してみてください。
紙に書き出しアイデアを可視化することで、頭の中にあった状態よりもより鮮明に輪郭が見えるようになります。
また、紙に書く事で自分で自分の思考を眺める、つまり第三者の視点に立って見ることができるので、思わぬ発見もしやすくなるはずです。
他人と雑談する
一度作業から離れ友人や同僚と雑談を挟むというのは、気分転換の意味合いもありますが、それ以上に会話という新しい刺激を取り入れることで脳を活性化するのが目的です。
普段何気なく行っている会話ですが、実は思っている以上に刺激が強い活動です。私たちは一度の会話内でも、相当量の言語的情報と非言語的情報をやり取りしており、膨大な情報と刺激に接しているのです。
発想が停滞した時には刺激で脳を活性化するために、コーヒーでカフェインを摂取したり運動を行う人もいますが、より簡単な方法としては僅かな時間だけでも良いので雑談を取り入れてみましょう。
今日の天気など些細な内容の会話でも、だいぶ気持ちが切り替わるはずですよ。ついでに、コミュニケーションによる人間関係の進展も副次的な効果もあるので、是非試してみてください。
休憩して気持ちの余裕を取り戻す
重圧や長時間仕事によってストレスが溜まっている時には、どうしても頭の回転も悪くなってしまいます。気持ちの方も後ろ向きになってしまい、ロクなアイデアも浮かばないはずです。
そのような状態の時にはキッパリと仕事から離れ、まとまった時間を休憩のために確保するようにしましょう。
締め切り間近な時は、休む時間すら惜しいと感じるかもしれません。ただ、頭の回転が鈍ったままズルズルと時間を浪費するよりも、一旦休息を取って集中力を回復させた上で改めて仕事を行った方が、作業効率は格段に高くなります。
もしアイデアが出てこない時には、ストレスの蓄積により集中力や思考力自体が落ちている可能性があります。その時は睡眠や趣味を楽しむなどして、心身の状態を回復させるようにしましょう。
まとめ
新しいアイデアが浮かばず悶々としている状態の時は、そのまま頭を抱えて悩んでいても時間だけがいたずらに過ぎていくだけで、斬新なアイデアが突然浮かんでくるという事はありません。
アイデアをとにかく紙に書き出してみる、他人と雑談する、疲れている時は休息を取るなど対策を行う事で、新しいアイデアが浮かんでくる確率を高めることができますよ。