東京オリンピック開催判断5月末に。新型コロナウイルス収束しなければ中止
国際オリンピック委員会(IOC)の委員を務めるディック・パウンド氏は、今年予定されている東京オリンピックの開催について、新型コロナウイルスの収束が5月末に訪れない場合、中止する可能性があることを言及した。
今回明らかになったのは、IOCの委員を務めるディック・パウンド氏がインタビューに応じ、猛威を振るっている新型コロナウイルスの収束が5月末まで訪れない場合、東京オリンピックを中止することを言及したもの。
ディック氏は1978年からIOCの委員を務める最古参の委員で、過去には副会長も務めている重要な人物。
同氏はインタビューの中で、東京オリンピックの開催可否の判断の最終期限は、引伸ばせても5月31日であることを述べ、最悪この時期に新型コロナウイルスの収束が見られない場合、同大会を中止することの見方を示した。
ロンドンなどから代理開催の声が上がっていることについて同氏は、準備期間の短さから他都市での代替開催は難しいと述べたほか、数ヶ月間の延期についても否定的な意見を表明している。
新型コロナウイルスの猛威は、現時点では全く衰えを見せていないほか、ますます世界各国での拡散が拡大している。5月末までの開催判断とのことだが、その時期までに収束しなければ東京オリンピックは開催されない可能性が高くなってきた。
中止となれば経済的な影響も大きく、新型コロナウイルスの猛威は、あらゆる局面に広がってきたと言えそうだ。