MONET Technologies株式会社は、移動における社会課題の解決を目指して、企業や自治体のMaaS(Mobility as a Service)実現を支援するためのデータ基盤やAPIなどを備えた「MONETプラットフォーム」の機能拡充を行い、本格的な運用を開始すると発表しました。また、今回の機能拡充に伴って、天気・観光・地図情報などのデータやシステムのAPIを提供する「MONETマーケットプレイス」を「MONETコンソーシアム」の加盟企業等向けにプレオープンするとしています。

「MONETマーケットプレイス」を利用すれば、MONETが提供するオンデマンドバスの配車システムをはじめとした多様な業界・業種の企業から提供されるデータやシステムのAPIを購入することができ、新たなサービスの開発につなげることが可能です。「MONETコンソーシアム」の加盟企業でシステム開発などを行う企業向けには、次のAPIが試験的に無料で提供されるといいます。
- 運行に必要な予約や運行管理などのAPIをまとめた「オンデマンドバス」
- SBペイメントサービス株式会社の提供するオンライン決済サービスが利用できる「決済」
- 予約情報や決済情報を基に、乗車券や入場券として利用できるQRコードを発行する「チケット」
- 1時間ごとの全国(1kmメッシュ)の天気予報と過去の観測値データを取得できる「天気予報 API」(株式会社ウェザーニューズ)
- 旅行情報誌『るるぶ情報版』掲載のスポット情報や、イベント情報などを取得できる「るるぶDATA API」(株式会社JTBパブリッシング)
- 多彩な地図・位置情報サービスを実装するための開発ツールがセットになった「いつもNAVI API」(株式会社ゼンリンデータコム)

MONETでは、今夏をめどに「MONETマーケットプレイス」を一般企業向けにもオープンし、複数のAPIなどを組み合わせることで、開発不要ですぐにMaaS事業を開始できるパッケージの提供も予定しているといいます。開始時期などの詳細は、順次ウェブサイトなどで発表するとし、今後もさまざまな企業や自治体と連携してMaaS事業の推進に取り組んでいくとしています。

企業や自治体のMaaSの実現を支援する「MONETプラットフォーム」の本格運用を開始 | MONET Technologies
https://www.monet-technologies.com/news/press/2020/20200427_01ソフトバンクとトヨタ自動車の共同出資会社「MONET」の公式ホームページです。ソフトバンクの「情報革命で人々を幸せに」とトヨタの「全ての人に移動の自由を」の二つのビジョンを融合し、安心・快適なモビリティ社会の実現を目指していきます。MONETについて、ニュース、企業情報、ソリューション、サービス、導入事例などをご案内します。