カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループで、出版・映画・音楽などのカルチュア・コンテンツ事業を統括するカルチュア・エンタテインメント株式会社は、コンテンツ配信型ウェブメディアの構築・運用・マネタイズを支援するソリューション「CEMP(センプ)」の提供を開始すると発表しました。

昨今の出版不況に加えて新型コロナウイルス感染拡大による出版活動への影響等もあり、出版社は早急なデジタル化が求められているといいます。そこで同社では、良質なコンテンツの制作力を持つ出版社に対して、コンテンツ配信型ウェブメディアを構築・運用することによる顧客接点と事業の創出を提供すべく、本取り組みを本格化させるとしています。
なお、同社はCCCメディアハウスや徳間書店、主婦の友社といったグループ出版社を対象に「CEMP(センプ)」を提供しており、現時点で音楽カルチャー誌『Rolling Stone Japan』、女性ファッション誌『GISELe』、『S Cawaii!』のほか、『アニメージュプラス』、『エンタメNEXT』、『octane.jp』、『クラシックポルシェ』、『Nosweb.jp』が「CEMP」を利用して運用されているといいます。
「CEMP」は、「外部ニュース配信」と「デジタル広告による収益確保」、またそれらを管理する「CMS(コンテンツ管理システム)」がパッケージ化されています。23を超える外部ニュース配信先への配信実績があるといい、サイト構築後から各社へスムーズに記事配信が開始できるとしています。同社では「CEMP」を通じてより多くの出版メディアの成長に貢献していきたいとしています。