食べ過ぎたらダイエットをするといった、サイクルの繰り返しはダイエットの失敗になる可能性も。負のサイクルをなんとかしなければ、ストレスは解消できません。今回はストレス太りの対策について5つお伝えしていきましょう。
ストレス解消が最も重要

ストレス太りは、食べていないはずなのに体重が増えていくことから始まります。そのため、原因がわからないという場合も。食べないのに体重が減らないままでは、イライラが抑えきれなくなってしまいますよね。
このストレスが痩せにくい体を作り出してしまうのです。食べないままでは、足りない栄養素を体内の中で補おうと蓄えようと必死で少しでも体内に入って来た栄養素をかき集めて保管してしまいます。必要以上に体内に保存しなければと、体がエネルギーを溜め込んでしまうのです。これがストレス太りへ繋がり、食べていないのに体重が減らない理由です。ストレス太りの理由を探すには、原因を解消させることが一番の課題に。抱えている悩みや忙しくさせているものが何かを知ると、心が軽くなりますし前に向ける一歩が踏み出せます。好きなことを行う時間を設けて、気分転換をしていきましょう。
セロトニンを増やして満足感
ストレス太りは、脳のストレスが原因になることがあります。神経物質セロトニンは、疲れている時やストレスを抱えている時は減少するため、食欲へと気持ちが傾いてしまうのです。
食欲で幸福感を得ようとするのですが、たくさん食べても満足出来ずにいるのがストレス太り。通常であれば、お腹が満たされる喜びに満ちている状態なのですが、セロトニンが悩みや考える思考によって満たされずにいます。そのため、お腹いっぱいになって幸福感を得ようと脳が勝手に判断している状態です。ビタミンB6はセロトニンを作る栄養素。食欲が止まらないと感じた時は、マグロやレバーなどを食べると体重増加から抜け出せるホルモンを作り出すことが出来るでしょう。
リラックスタイムを設けよう
ストレス太りは、イライラしたり悩んだりする感情の負荷によって食欲に走る場合があります。ピリピリしないように過ごそうとしても、仕事や対人関係など思うようにいかず悩んでしまう出来事ばかり。自分の意思だけでは難しいことが多い日々です。
疲れて帰宅した後は、わずかな時間を使って自分を癒してあげましょう。疲れを感じた時は、自分を労わってあげる必要があるサインです。アロマや入浴マッサージなど、いつも行う習慣にプラスの癒しを加えるのもストレス太り対策のひとつ。のんびり過ごすと疲れが解消する人もいれば、体を動かすと元気になれるという人もいますので、自分がリラックス出来る方法を選んで実践しましょう。
口が寂しくなったら低カロリーのものを

空腹ではなくても、何か食べたくなるのがストレス太りの前兆。甘いものやこってりしたものを、口に放り込んでしまいたくなります。少量だから大丈夫と思っていると、後戻りが出来なくなってしまうでしょう。
しかし、ここで我慢出来ずに食べてしまうのがストレス太りの嫌なところ。食べずにはいられない自分に苛立つ人もいますが、これがストレス解消に繋がっている場合もあるのです。無理に食べるのを我慢するのは、ストレス太りになるサイクルを作り出してしまいます。高カロリーの物が欲しくなりますが、違った食品に切り替えて満足させるのが乗り越えるコツに。ゼリーやカロリーオフのヨーグルトなど、カロリーを摂り過ぎないような体に優しいものを選びましょう。
毎日5分以上適度な運動を
太陽の光を浴びて体を動かすと、セロトニンが増えると言われています。ストレス太りから抜け出す対策として、5分以上の運動が望ましいでしょう。太陽の光を思いっきり浴びて、大きく深呼吸をしてから運動を始めると、代謝が良くなって行動力も活発に。
寝不足や過労気味の状態では、運動する体力が持ちませんので、十分な睡眠をとってから運動を日課として取り入れたいですね。ジョギングやウォーキングは太陽を浴びるだけでなく、新しい空気を体内に取り入れられる運動になります。体力がつき気分転換が出来るので、ストレス太りになりにくい環境が生まれるでしょう。
まとめ
自覚症状がなく気付いたら、ストレス太りなのか運動不足や食べ過ぎて太ってしまったのかが見極めるのは至難の業です。健康を考えると体重増加は気をつけたいこと。しかし、気にし過ぎもストレスの原因になってしまいますので、過敏になり過ぎないように自己管理を行いたいですね。
最近食欲が増したと感じた時は、思い当たる節がないかを考えながら、自分に合った解消法を試して明日へと備えます。カロリーコントロールも大変ですが、規則正しい生活を意識しながら、適度な運動とストレス発散を行いましょう。