小売り最大手のウォルマートは、米国でドローンによる宅配試行を開始すると発表しました。EC分野で先行するAmazonもドローンでの宅配試行をはじめており、その動きに追随するかたちとなります。
同社は、まずノースカロライナ州の店舗から食料品や家庭用品をドローンで運ぶ試行を開始するとしています。使用するドローンはイスラエルのFlytrexと提携によって調達し、最大で約3kgの荷物を約10km運ぶことが可能だといいます。
このほかにも同社は、Amazonの「Amazon Prime」に対抗する有料会員サービス「ウォルマート+(プラス)」を開始する準備を進めているといいます。新型コロナウイルスの影響による自宅での買い物需要の高まりから競争はさらに激化しているといえ、実店舗・生鮮食品などで強みを持つウォルマートがECの領域でどのようにAmazonに迫っていくのか大きな注目を集めそうです。