楽天株式会社、KKR & Co. Inc.、ウォルマート・インクは、ウォルマートが保有する合同会社西友について、KKRが過半数株式を、楽天が新たに設立する子会社が少数株式を取得することで合意したと発表しました。
なお、ウォルマートは西友株式の15%を継続保有するとしており、KKRと楽天との協業を経て、西友のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を加速していくとしています。

ウォルマートにとっては「地域の特性に応じた最適なパートナーと最適な形で連携することで地域に根差した強いビジネスを構築する」という戦略を具現化する取り組みだといえ、ECやデジタルマーケティングに強みを持つ楽天とKKRと協力することで、西友を革新的で日本を代表するリテーラーに成長させたい考えです。
なお、楽天とウォルマートは既に戦略的提携のもと、楽天と西友の合弁会社を通じてネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を運営しており、順調に成長させているといいます。今回の取引もその一環で、楽天は新たに設立する会社「楽天DXソリューション(仮)」を通じて、楽天が保有する1億以上の会員基盤やテクノロジーを活用する予定だといい、西友を含めた日本の小売業のさらなるDX推進を支援していきたいとしています。