摂りすぎると体はどうなるか

カフェインについては、メリットもデメリットも話題になっています。しかしストレスが溜まりやすい社会で過ごす人にとっては、カフェインが癒しを与えてくれる例もありますよね。
そもそもカフェインとは、集中力を高めたり眠気を払ったりする作用が期待できます。茶葉やカカオ豆、またおなじみのコーヒー豆にも含まれる成分。
過剰に摂取すると心拍数が高くなり、休みたい時に眠りにくくなる可能性もあるのです。またカフェインのデメリットは、体が慣れていない場合に長期的に摂取すると、カフェインに執着しやすくなってしまう点。
飲みたくなくてもついコーヒーが欲しくなるのは、心身共にカフェインを欲しているからかもしれません。カフェインの摂取安全量は、大人なら1日コーヒー2杯程度が目安とされています。
カフェインフリー生活は快眠につながる?
カフェインは必ずしも体に悪いものというわけではありませんが、摂りすぎには注意が必要です。食生活からカフェインを抜くと期待できることは、入眠しやすくなることがまず挙げられます。
体内に入ったカフェインが消化分解されるまでには、6~8時間ほどかかるといわれているもの。しっかり眠りたい時は、午後3~4時以降はコーヒーを飲まないほうが安心かもしれません。
カフェインフリーを心がけると、睡眠の質が高まる可能性があるでしょう。眠気を覚ますためにコーヒーを飲むと、効果が実感できるという人もいますよね。
目覚め効果は意外と即効性があるといわれ、眠気を覚ますガムなどにもよく使用されています。夕方飲んだコーヒー、もしくはジムの帰りに飲んだスポーツドリンクなど。後のことまで考えないと、眠りにくくなる原因になるかもしれません。朝の目覚めが悪い人は、早速カフェインフリー生活について考えてみませんか。
胃腸を安定させる可能性も
空腹状態の時にコーヒーや濃い紅茶を飲むと、胃もたれすることがありますよね。カフェインは、胃酸の分泌を促す働きが期待されています。
そのためお腹が空いた時にコーヒーを飲むと、気分が悪くなってしまうリスクがあるでしょう。胃痛などの症状になる可能性もあるので、朝一番にコーヒーを飲む習慣がある人は、まずトーストやバナナなどを食べておくと安心です。
もしくはブラックコーヒーなら、ミルクを入れてマイルドにしておくのもひとつの方法に。胃腸の調子が安定すると、必然的に栄養の消化分解や吸収がアップする可能性があるので、健康の土台が築きやすくなりますね。
ストレスが減る効果もあり?
カフェインは血管を収縮する作用が期待され、過剰に飲みすぎると偏頭痛を起こす可能性もあります。またカフェインを摂ると、アドレナリンという物質が増えることにより、心身共に緊張した状態になるかもしれません。
カフェインが抜けていくと、副作用としてストレスやイライラが激しくなることも。自分自身が落ち着くために、さらにカフェインを摂取するという悪循環も生まれてしまうリスクもあります。
デトックスして美肌になる効果について

カフェインフリー生活は、肌にメリットが期待できるでしょう。カフェイン抜きを始めたら、肌の状態が安定したというケースもあるかもしれません。
その理由は、カフェインが体からどんどん抜けていくにつれて、体のデトックスになる可能性があるため。たとえばコーヒーやカフェイン入りの炭酸飲料の代わりにミネラルウォーターを飲むと、そのぶん血液の流れが循環になることが期待できます。肌のツヤや潤いも、以前より実感できるかもしれません。
カフェインフリー生活の始め方
カフェインフリーの生活のやり方は、まずコーヒーを飲む習慣をやめること。どうしてもやめられない場合は、カフェインレスのコーヒーに変えてみましょう。
またカフェインが微量に入っているお茶などもありますので、気になる人は成分表をチェックしておいてくださいね。いきなりカフェインをゼロ状態にするのは難しいため、まずは思いつくものから徐々に減らしてみることがオススメです。
カフェインフリー生活の効果は、色々と期待できるポイントがあります。徹底してやってしまうと逆にストレスになるかもしれませんので、できる範囲からスタートすることがコツ。
またカフェインは、場合によっては風邪薬にも含まれているように、体の回復を助けてくれる例もあるのです。過剰摂取しないこと、まずはそんな点を意識して、緩やかにカフェインフリー生活をスタートさせましょう。
まとめ
カフェインが入った食品はたくさんあります。含有量もそれぞれ異なりますので、カフェインが比較的多めに含まれているコーヒーは、まずカフェインフリー生活の対象になるかもしれません。