自分らしさを感じられない理由とは?
自分らしさを追求する方法がわからない、こんな生き方は自分らしくないと感じたことは、誰しも一度はあるでしょう。複雑な世の中でやり抜くためには、本来の自分を多少はおさえて暮らすことも大切かもしれません。
自分らしさが感じられない一番の理由は、他人に与える印象を気にするからです。それは決して珍しい考えではなく、誰にでも共通するところ。
他人に嫌われるよりも好かれたいと感じるのは、人間関係を良好にしたいための素直な気持ちなのです。嫌いな人に同調したり、無理をして共感したりするのは、組織の中で上手く過ごすための防護機能のひとつ。
しかし結果的に本来の自分を見失い、本当の自分とは何か、新たな迷いや疑問が生じてきます。今の時代、自分自身を正しく理解している人は意外と少ないともいわれますので、自分を取り戻す方法を理解すると、もっとストレスのない快適な人生が送れるのです。
自分で決断する
人生はあらゆる節目に、大切な決断が必要になります。子供の頃から親がなんでも決めてくれるような環境で育ってきたら、大人になっても自分で決断できません。
それは失敗したくないことが理由。さらに責任をとるのが怖いためでしょう。他人に決断を委ねてしまうのは気持ち的に楽ではありますが、結果的に他人任せになり、本当に自分が求めるものが何かわからなくなっています。
自分を取り戻す方法は、自分で物ごとを決断する習慣をつけること。人間関係を維持するためには、他者の意見や考えを考慮して決断する場面もあるでしょう。
そのような複雑なプロセスがあっても、最終的にその決断に納得することが重要です。あの人が決めたから…と全て誰かに任せてしまうのは、結局他人が決めた道を歩くことになってしまうのです。
自分を夢中にさせるものを見つける

家族や恋人と一緒にいる自分こそ本来の姿。リラックスして言いたいことを言ったり、嫌なものは嫌とはっきりアピールできたりする環境があります。
しかし家族や恋人、親友であっても、100%自分を出し切れていないことがありませんか。両親に気を使うことはよくありますし、恋人に素直に意見が言えない場合もあります。
それはお互いに思いやりやマナーがあるからで、自分を受け入れてもらうためにも大切なポイント。ただし信頼できる人の前でもなぜか苦しく感じるようになったら、自分を失っている可能性があります。
そんな場合は夢中になれるものを見つけ、自分を取り戻す方法にチャレンジしてください。どこかに消えてしまった自分らしさ。取り戻すためには、まず自分の心を満たすことが大切なのです。
昔夢中になったものや、いいなと興味を持つことを覚えておきましょう。夢中になるものは、自分を幸せにさせてくるもの。それが恋愛だったり仕事だったり、何かひとつでも夢中になる対象があればよいのです。
特別になろうとしない
自分の人生はこのままでよいのか、将来を考える際に本来の自分とは何かと考えることはありませんか。自分を取り戻す方法は、まず自分の価値を考えることがポイント。
そうすれば今後自分を高めるために、何を取り入れるべきか見つけやすくなります。自分を見失いやすい人は、自分の価値を高めるためにハードルを高めてしまうのも特徴。
他人の評価を気にして本来の自分以上を目指すと、自分の本質がわからなくなるのです。自分を取り戻すということは、決して特別な人間になることではありません。
快適であり、幸福を感じられる人になること。そのためにはお金や地位、名誉などは無関係といえるでしょう。自分の価値を知っている人こそが、自分を大切にできるのです。
ネガティブな部分も自分らしさのひとつ

漠然とした不安を感じたり、自分の考え方に疑問を抱いたりするのは、自分を見失っている可能性があります。恋愛や仕事、人間関係など、あらゆるシーンで自分の強みや魅力を発揮できる人は素敵ですよね。
大学入試で失敗、失恋など、いつまでも後を引く出来事は自分らしさをなくす要因になります。そのような経験でネガティブな感覚を学んでしまうと、次第に本来の自分がわからなくなり、自分への疑問や不安がどんどん募ってしまいます。
好きな部分だけでなく、苦手なところやネガティブな自分も「自分らしさ」の一部なのです。その点を冷静に分析してポジティブに変えていくことが、自分を取り戻す方法の原動力になるでしょう。
まとめ
生まれた時が100%の自分だとしたら、成長するにつれてあらゆることを吸収し、逆に失う場面もあるかもしれません。できるだけそのままの自分でいるには、手に入れるものと手放すものをきちんと把握する意識も大切ですね。