英政府がファイザーの新型コロナワクチンを承認
イギリス政府は、米製薬大手であるファイザー社が開発した新型コロナウイルスのワクチンについて承認したと発表した。欧米メーカー製のワクチンの使用が承認されるのは、日米欧において初となる。
今回発表されたのは、英政府がファイザーが開発した新型コロナウイルスワクチンの承認をしたというもの。欧米製のワクチンが承認されるのは、日米欧では初めてのことで、来週前半にも接種を始めるとしている。
同社製のワクチンについては、近く米国でも承認される見通しのほか、日本においても1億2千万回分(6千万人分)の供給を受けることで合意しており、イギリスでの承認は日本国内の承認時期にも大きな影響を与えそうだ。
イギリスのジョンソン首相は、政府が承認を出したことを受けて首相官邸で記者会見を行い「科学者は人々を病気にするウイルスという敵を食い止める力を我々に与えた。来週からイギリス史上最大のワクチン接種計画が始まる」と発表している。
イギリスでの新型コロナウイルスの感染者数は、これまでに166万人が感染したほか、59,699人の死亡者数となっている。前日の12月2日の新規感染者数も1万6,170人になっており、来週から実施されるワクチン接種によって、この状況にどう変化が訪れるのか、世界中から注目が集まりそうだ。