円滑な会話のキャッチボールには双方の相槌やリアクションが重要です。会話をしていて相手の反応が薄いと「本当にちゃんと聞いているのかな?」「面白くないのかな?」と不安になって、話を続ける事に抵抗を感じますよね。また、単純にリアクションが薄いと話が盛り上がらず深堀しにくくなります。
ただ、なかには機嫌や話の内容に関係なく元々リアクションが薄い人もいます。リアクションが薄い人と会話をしなくてはいけない時、どうやったらスムーズに会話を進めることができるのでしょうか。
ここでは、リアクションが薄い人の特徴とリアクションが薄い人と接する方法をご紹介します。
リアクションが薄い人の特徴

でははじめに、リアクションが薄い人の特徴をご紹介します。
■感情を表に出すのが苦手
人見知りで照れ屋な人や不器用な人など、人前で感情を出すのが苦手な人はリアクションが薄い傾向があります。
リアクションは驚きや嬉しさなどの感情から派生する反動です。
ただし、感情が生まれても感情を出すのが苦手ならリアクションが薄くなってしまいます。
■落ち着いている
感情の起伏が激しくなく、一定に気持ちをコントロールできる落ち着いている人もリアクションが薄いです。
本人はリアクションしているつもりでも、落ち着いた物腰からリアクションが伝わりにくい可能性があります。
落ち着いている人は、声のトーンや表情は変わらなくてもきちんと話に興味を持っているはずです。
■人の話に興味が無い
自分が話すターンではテンションが高いけど、相手のターンになるとテンションが下がってリアクションが薄くなる人いますよね。そう言った人は人の話に興味がないのかもしれません。
相手が話をしている最中、自分のターンになる瞬間を伺っているため話半分になっている可能性があります。
リアクションが薄い人と接するには

リアクションが薄い人との会話に違和感を覚えてしまう人は、自分の考え方を変えてみれば案外その人との会話を円滑にすすめられるようになりますよ。
では、リアクションが薄い人と接する方法を見ていきましょう。
■相手の反応に期待しない
リアクションが薄い人との会話が苦手な人は、会話する相手のリアクションを常に伺ったり意識したりしているから苦手だと感じるのです。
リアクションが薄い人はそういう人なんだと割り切って、リアクションにあまり期待せず思うがままに話をしてみてはいかがでしょうか。
相手が無視したり何の反応も無い訳ではないのなら、きちんと話を聞いてくれている事の方がほとんどです。
■相手の目を見て話す
リアクションが苦手な人でも、話し手に目を見て話されてはリアクションしない訳にもいきません。
リアクションが苦手な人との会話では、しっかり相手の目を見て話すようにしましょう。
目を見ればさらに話が伝わりますし、相手の些細なリアクションを受け取りやすくなります。
■リアクションを求めるのは止めよう
リアクションが薄い人に対して無理にリアクションを求めるのは止めておきましょう。
相手はリアクションしているつもりでいるかもしれませんし、リアクションが薄くてもきちんと理解している可能性が高いです。
「わかった?」「聞いてた?」と何度も聞き返すと相手の機嫌を損ねる事に繋がるので注意してくださいね。
さいごに
リアクションが薄い人と会話をする時は、リアクションが薄いのはその人の性格や特徴のひとつだと理解して会話することがおすすめです。
ほとんどの場合は相手の話をきちんと聞いているし、本人はリアクションしているつもりなので「こういう人なんだ」と考えて話をする方が円滑なコミュニケーションが取れます。
もし何も反応が無かったりあからさまに素っ気ない態度であれば、話に興味が無いか会話をしたくないと思われている可能性があるので、他の人とのリアクションを見ながら見極めていきましょう。