宇宙空間に携帯基地局を設置し、直接通信するサービスを22年開始
楽天モバイルは、同社が総務省に提出した資料にて、宇宙空間に携帯基地局を設置し、地上のスマートフォンに直接通信を提供する「スペースモバイル計画」を2022年にもサービス開始を目指すと発表した。
今回明らかになったのは、国内第4の携帯通信会社である楽天モバイルが、宇宙空間に携帯基地局を設置し、地上に直接通信を提供する「スペースモバイル計画」を2022年にもサービス提供を開始するというもの。
「スペースモバイル計画」は、同社が出資している米国のベンチャー企業「AST」と連携して計画されているもので、ASTが宇宙空間に打ち上げる多数の小型衛星を携帯の基地局として利用し、地上に直接通信を届けるというもの。

楽天はこのASTに対して、リードインベスターとして2020年3月に出資。戦略的パートナーシップを締結し、宇宙から送信するモバイルブロードバンドネットワークの構築を計画している。
今回明らかになった資料によると、同ネットワークを利用した4G/5Gのモバイルサービスを、2022年の10月〜12月にも提供予定としており、国内初の衛星通信を使ったモバイルサービスが誕生しそうだ。
宇宙空間から直接通信するサービスは、テスラ創業者のイーロン・マスク氏が率いるスペースX社が計画をしているほか、Amazonなども計画を打ち出している。
日本国内では料金競争に躍起になっているが、国外に目を向けると、わずか数年後には衛星通信に切り替わっている可能性もあり、NTTドコモ、au、ソフトバンクといった3強の構図も一気に塗り変わっているのかもしれない。


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