フィアットとプジョーが合併。世界第4位の自動車メーカーに
フィアットを有する自動車大手のFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)と、プジョーを有する自動車大手のPSA(旧社名プジョーシトロエン)は、それぞれの臨時株主総会を開催し、両社の合併を承認する決議を行った。
今回発表されたのは、フィアット有する自動車大手のFCAと、プジョー有する自動車大手のPSAが合併するというもの。
FCAは、フィアットとクライスラーが合併することにより2014年に誕生した自動車大手。フィアットの他、アルファロメオ、マセラッティ、アバルト、ランチアといったイタリア系の自動車メーカーの他、クライスラー、ジープ、ダッジ、ラム・トラックスといったアメリカ系の自動車メーカーを有しており、2019年の販売台数は441万8,000台と世界第8位となっている。
対するPSAは、プジョーの他にも、オペル、シトロエンといったフランス系の自動車メーカーを有している他、フランス政府も13%強を出資しており、EUにおける自動車メーカーの第2位、世界販売台数でも2019年は348万8,930台を販売し、世界第9位となっている。
両社が合併することにより、世界販売台数は790万6,930台となり、これまで世界第4位だったGM(ゼネラルモーターズ)の771万7,930台を抜き、世界第4位の自動車メーカーに躍進することとなる。
合併後の新社名は「STELLANTIS(ステランティス)」に変更。最高経営責任者(CEO)にPSAのタバレスCEOが就任し、会長にはFCAのエルカン会長が就任するとのこと。

Official Global Website | FCA Group
https://www.fcagroup.com/en-US/pages/home.aspxFCA designs, engineers and manufactures passenger cars, LCVs, components and production systems for customers worldwide.