rinna株式会社は、新開発のチャットエンジン「Style Transfer Chat」を統合してリニューアルした法人向けプラットフォーム製品「Rinna Character Platform」の新版を発表しました。なお、本製品は2021年春からの提供開始を予定しているといいます。
rinna株式会社は、MicrosoftのAI&リサーチ部門でAIチャットボットの研究を行っていたチームがMicrosoftからスピンアウトするかたちで2020年6月に設立されました。これまで、ディープラーニングの技術を活用して、AIが文脈に応じた会話文を自動生成して人間と自然に会話する「共感チャットモデル」、AIが話し声や歌声で豊かな感情表現を可能にする「音声合成システム」などの技術を発表してきましたが、それらの最新技術は、同社が運営しているLINE上のAIチャットボット「りんな」の開発に応用されています。
同社では、「りんな」のテクノロジーを企業のマーケティングなどに活用できるようにするため、会話内容や音声表現をカスタマイズしてキャラクター性を持たせたAIチャットボットを開発できる法人向けプラットフォーム製品「Rinna Character Platform」を2018年から提供してきましたが、今回の発表ではさらに外部ソリューションとの連携性を高めるなどの改良を実施したといいます。

「Rinna Character Platform(RCP)」新版では、自由会話の中にゲーム機能などを取り入れてリッチなコミュニケーションが可能なAIキャラクターを開発したり、タスク遂行型AIサービスなど他社のソリューションと連携したりと、実用的な機能を備えたAIキャラクターを作成することが容易になるとしています。
同社では、人とAIのインタラクションを通じて人と人のコミュニケーションを次のフェーズへ進化させるべく、「すべての組織とすべての人にAIキャラクターを」をビジョンに掲げています。そして、多様な個性を持ったAIキャラクターを世に生み出し、様々な企業でAIキャラクターとの新しい関係性や新たな価値を提案していきたいとしています。

当社では、「Rinna Character Platform(RCP)」のパートナープログラムに参加いただける企業様を募集しています。お客様が成功するために重要な役割を果たしていただくのがrinnaのパートナー様です。